高2 SSHアメリカ研修  (2019.10.20SUN~26SAT)

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第4日目 10月23日

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

第4日目

 

 研修4日目は、これまでで一番早い時間、7時に集合でした。しかしながらホストファミリーのおかげで全員が時間までにそろうことができました。朝のミーティングを済ませた後に、大学構内にあるバス停へ移動しました。公共交通機関を経験する日になっているからです。また訪問先であるワシントン大学の卒業生で現在カスケディア大学で働いておられる2名のスタッフが同行して下さいました。大学が始発駅であったため、全員が同じ2両編成形のバスに乗り、席を確保できました。約一時間、シアトルの生活圏の風景を眺めながら、通勤通学する人達の日常をまるで自分たちもそこに暮らす人達のように味わいました。ワシントン大学に着く頃には立ちこめていた霧が晴れ、青空も見え始めました。

 木々が美しく紅葉し、ヨーロッパ風の厳かな雰囲気のある建物が建ち並ぶキャンパスの中を歩いて移動しました。有名な京都から送られた桜並木を通り抜けました。今は紅葉していますが、晴には桜色に染まり、多くの人が訪れるそうです。いろいろな学部の建物を紹介していただいてから、図書館を訪れました。ハリーポッターの図書館と呼ばれるだけあり、自習スペースの雰囲気は映画の中の世界そのものでした。静かに見学しながら、大学生の気分を味わうことができました。その後はポールGアレンセンターで最新のコンピュータサイエンスとエンジニアリングを学ぶ大学生の方に研究室を案内していただきました。多くの寄付のおかげで立てられた研究棟は外観こそ古典的に見えますが、一歩中に入ると最新のテクノロジーが駆使されたとても近代的な建物でした。環境にも配慮されており、太陽光を用いて充電し、その電力を活用する作りになっていました。次に見学したビル&メリンダ ゲイツセンターは、あのビルゲイツ夫妻の寄付によって建てられた建物で、こちらにも研究生が自由に意見を交わし、PCを使って研究ができるような工夫があちこちに見られました。特に各研究室の壁に設えられたホワイトボードは研究生達がアイデアや公式を自由に書いて議論するためのものだというのに驚かされました。生徒たちも青翔にそんな設備があれば面白いのではないかと話していました。すれ違う学生や研究生はDiversityで、いろいろな背景を持ちながらサイエンスという共通項を英語をツールに共に学んでいる姿は、まさに青翔生が目指す科学技術系グローバル人材そのものであり、大いに刺激を受けた訪問になりました。

 充実した時間を過ごし、駅へ移動する頃には抜けるような青空が広がり、遠くにマウントレー二アを望むことができました。ワシントン大学駅からダウンタウンにあるウォーターレイク駅までは自分たちで切符を購入し、LINKと呼ばれる地下鉄に乗りました。現地で待ってくれていた大学スタッフと合流し、午後の班別研修がスタートしました。同じ地点でのチェック時間は16時、およそ4時間の見学時間を共に過ごし、その後一緒にカスケディア大学まで班毎に公共バスで戻るという内容でした。シアトル水族館ではワシントン湾の海洋生物の生態について学び、シアトルに本社のある世界的大企業のAmazonによって最近建てられたスフィアと呼ばれる三つの球体をくっつけたような特殊な建造物では、環境を考えた持続可能な都市のあり方について学びました。限られた時間ではありましたが、それぞれが計画した内容で班別研修を終えた生徒たちはボランティアスタッフと楽しそうに談笑し、見学先の様子を教員にも英語で伝えてくれていました。英語をツールとしながら、コミュニケーション能力を磨き、最新のサイエンスに触れことのできた1日でした。今夜はいよいよホストファミリーと過ごす最後の夜です。

 

 

第5日目 10月24日

 

第6日目 10月25日

 

第7日目 10月26日