高2 SSHアメリカ研修 2日目
高2 SSHアメリカ研修 (2019.10.20SUN~26SAT)
第2日目 10月21日
第2日目
研修2日目は7:30にカスケディア大学に集合しました。朝のミーティングでは昨夜のホームステイ先での様子をペアで英語で話しました。緊張はあったものの、それぞれが各家庭で温かく迎え入れていただき、一緒に夕食を楽しんだようです。朝にはホームステイ管理会社の方が学校へ送り届けてくれたホストファミリーと話をし、昨夜の様子などを聞き取って下さっていました。8:00には大学を出発し、バスでシアトルの中心地にあるフレッド・ハッチンソン癌研究所へ向かいました。研究所では昨年度に引き続き、日本人研究者として活躍しておられる築山先生が到着を待っていて下さいました。1時間ほどアメリカで研究者になるための道のりや、実際に研究所でやっておられる採用試験等で求められている力についてご講義をいただきました。英語力やコミュニケーション能力はもちろん必要ですが、何より一番求められているのは研究に対しての熱意であると教えていただきました。癌研究所で行われている最先端の研究についても学び、その後の研究所ツアーでは、実際に免疫学や臨床学の研究を行っておられるLABも見せていただきました。また、建物自体が建築家のデザインによるもので、研究者がリラックスできる空間や最新機器を活かせるような機能性を考えた非常に興味深い作りになっており、見学しながら多くの発見がありました。過去に3度ノーベル賞受賞者を輩出している世界的に権威のある癌研究所であり、その研究内容についても私たちに分かりやすく解説していただきました。
訪問終了後は、ステイ先から持参した昼食は移動のバスの中でとり、午後の見学先であるボーイング社エベレット工場へ向かいました。高大な敷地の中にある航空機の製造を行っている工場の中を英語の解説を聞きながら巡りました。普段目にする航空機が完成するまでの過程を間近で見学することができ、巨大な機体がいくつものパーツに分けて製造され、最終的にはそれらが一つとなって完成する様子が大変よく分かりました。スケールの大きさに驚き、また航空機が完成するまでの工程を見学することで、ここでも最先端の科学技術が実際にどのように企業で使われているのかを学ぶことができました。あまりに高大な敷地であるため、2時間ほどの限られた見学時間で、実際に足を運ぶことができたのはほんの一部しかありませんでした。しかしながら、その敷地の中に出来上がった世界各社の機体が数多く並べられている様子は圧巻でした。残念ながら工場内は一切の撮影を禁じられているため、カメラに収めることは叶いませんでしたが、各々がしっかりと目に焼き付けてくれていたようです。
見学終了後はカスケディア大学へ戻り、今日の研修のまとめを行いました。その後は明日の探究活動についての研究班毎のプレゼンテーションの準備として、班別に最終打ち合わせを行いました。17:30過ぎには続々とホストファミリーが車で迎えに来て下さり、全員無事に帰路につきました。
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