校長先生は、講話の冒頭で、元日に発生した能登半島地震に触れられ、被災した地域の一日も早い復興を願うとともに、29年前の阪神・淡路大震災の経験も活かした、日頃の災害への備えの重要性を話されました。

続いて、長年海外勤務をしている高校時代の友人から聞いた話を引き合いに出され、「海外勤務が決まったら、まずその国の歴史を学び、異なる国民性を理解することに努める」、「若いうちから海外経験を積むことはやはり重要。それは、実際に海外生活をすることで、日本での生活がいかに平和で、恵まれているかがわかるからだ」と話されました。

そして、4月の赴任以来、本校生が「真面目に一生懸命頑張ることがかっこいい」という校風を体現していることは色々な場面で見せてもらった。今年は、是非「主体的に行動ができ」という文言を加え、「主体的に行動ができ、真面目に一生懸命頑張ることがかっこいい」を体現できるよう頑張ってほしいと話されました。

続いて、生徒指導部長からは、「一年の計は元旦にあり」という諺にあるとおり、年の初めに目標を設定し、それを達成しようと努力することの重要性を話されました。また、自身の高校・大学時代の経験を例に挙げて、「たとえ周りから無理だと言われるようなことでも、はっきりとした目標を設定し、努力して実現することで、自分がコンプレックスに感じていたことも強みに変えられる」と語られました。

最後に、年初めに起きた災害や事故を振り返り、今私たちが当たり前のように享受している生活を当たり前だと思わずに、一つ一つを大事にして生活することの大切さを話されました。