藤花寮は、奈良県南部山間地域の通学困難な本校生徒のために設置された寄宿舎です。五條高校に120年の歴史と伝統があるように、この藤花寮にも長い歴史があります。「藤花寮」という寮名でスタートしたのは昭和10年、今から80年程前のことです。その当時は、女子寮のみでした。昭和47年に鉄筋の建物になり、翌年、男子寮が併設されました。平成30年3月には、各部屋にエアコンが完備されました。近年、寮生の人数は大体20名あまりで推移してきましたが、最近は20名に届かない状況です。しかし、「藤花寮があるから五條へ」の認識は山間地域の生徒には定着しています。
 寮生は、朝7時の点呼、朝食。8時登校。夜7時の点呼、9時まで学習、10時30分から清掃、10時50分点呼、11時就寝を日課とします。このような寮生活のなかで、各自が自分の役割をもち、その中から強い責任感が芽生えます。さらに共同生活をすることで、寮生同士、連帯感がうまれ、協調性、相手への思いやりが備わります。また、自ら寮運営を行い、寮を守るという自主性が育ちます。同じ屋根の下で、3年間暮らすことで、寮生は人間的に大きく成長します。
 『感謝と信頼、親切に満ちあふれた寮生活』を合い言葉に、藤花寮が、これからも今まで以上に安全安心のもと、寮生にとって住み心地の良い場であり続け、また、人間成長の場になるよう、寮生をはじめ寮関係者全員で頑張っていきます。

藤花寮