教育目標

本校には、幼稚部(3歳児)から専攻科まであり、在学する幼児児童生徒の年齢層が極めて

幅広い上に、保健理療科や専攻科に入学してくる生徒においては中途失明による中高年者

が増加している。さらに、重度重複化も加わるため、一人一人の発達と障害をふまえ、個別

の指導計画を作成し、自己の可能性を十分に伸ばすとともに、社会の一員として強く生きる

力を身につけさせたい。 このため、奈良県教育委員会の指導方針等に基づき、つぎの具体

目標を設定し、学部間の指導の一貫性に努める。また、願いや特性を大切にし、将来を見通

した教育活動を展開して、一人一人を生かす学校づくりに努め、「いきいきとした幼児児童生

徒の育成を図る。

①自己の障害を理解し、自立を目指して、「清く、明るく、たくましく」生きる力を培う。

②一人1人の能力、特性の発見に努め、それらを生かす知識・技能の習得を図る。

③健康や安全などの指導を積極的に行い、健康の増進と体力の向上を図る。

④人間尊重の精神に徹し、差別をなくす心構えを養う。

⑤豊かな情操を養い、社会に貢献しようとする豊かな人間性を育成する。

⑥理療に関する知識と技術を身につけ、職業人としての資質を育成する。