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 「一月往(い)ぬる 二月逃げる 三月去る」ということわざのごとく、もう二月です。
 3学期は一年間のまとめの学期ですが、今年の学習成果を「校内作品展」として発表しました。児童生徒が自分の作品が展示されているのを見たり、家族や友達など多くの人に見てもらったりすることで、作品を作った喜びを感じたり、これからの作品づくりへの意欲を高めたりする機会となりました。作品展の前日には、中学部は午後から、高等部は一日かけて、授業の一環として生徒自身が校内作品展の準備を行いました。
 体育館や特別教室棟を会場にたくさんの力作が展示されました。今年もたくさんの方々にお越しいただき、ありがとうございました。小学部の展示では、紙や絵の具などを使った、児童の日常生活に身近な作品が多くありました。中学部から高等部へすすむと、その展示は、作品の素材も紙や絵の具に加えて木材やプラスチック、布やペンキなどへと広がり、生活年齢にふさわしい文化的な作品が増えていきます。展示会場ごとに異なる雰囲気を楽しめるのは、小・中・高の三つの学部がある良さだと思います。見学していただいた人には、12年間それぞれの「ライフステージ」や「生活年齢の重み」を感じていただくことができたのではないでしょうか。

 

校長 寺田 典央