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 10月になりました。「後期」の始まりです。
 本校では、今年度から「評価の二期制」を実施しています。これまでは、ひと学期毎に「学習の記録(個別の指導計画)」を作成し、各ご家庭にお渡ししてきました。特に3学期は、登校日数が50日程度と短期間です。そのため、児童生徒のよさや課題の確認を行い、今後の手立ての検討をじっくりと行って学習を充実させ、よりきめ細かな指導と評価を行うために、「学習の記録(個別の指導計画)」の配布を9月と3月の年2回に変更しました。
 「評価の二期制」についての議論は、学校全体で数年かけて行ってきました。議論では、「『二期制』にすることで、児童生徒への指導に向けられる時間を増やそう」、「『個別の指導計画』をじっくりと検討して作成することができる」、「登校日数の少ない3学期の授業の内容や評価を充実させることができる」、「夏期休業の時間を使って前期の振り返りを行ったり、後期の授業計画をたてたりしよう」などの意見が出ました。
 これらのメリットを活かして、児童生徒自身が持つ力をさらに発揮したくなるようなより良い「授業」や、次のステップへ向かう児童生徒の姿を保護者とともに思い描けるような「評価」を目指していきたいと考えています。
 

校長  寺田 典央