福祉のお仕事魅力発見セミナー
10月20日(月)、中学1年生を対象に、社会福祉法人 奈良県社会福祉協議会 奈良県福祉人材センター様、社会福祉法人明徳会 総合老人福祉施設 テンダーヒル御所様をお招きして、福祉のお仕事魅力発見セミナーを実施しました。福祉とは、多くの人々の幸せのことですが、『ふだんの くらしの しあわせ』と捉えていて、それをサポートすることが福祉の仕事だと教えてくださいました。自分の好きに生活をおくることは、事故や病気などで突然難しくなってしまうことがあり、例えば自分でご飯を食べられなくなってしまうかもしれません。誰かが食べさせてくれるとしても、どういった順番で料理に箸を伸ばしたくて、どのくらいの量を口に持ってきたいのか、それはひとりひとり違います。何をどのくらい食べたいんだろう、といったことにも気を配りながら食事の補助をする、これはひとつの例ですが、こういったとても細かくて、でもその人にとって大切な『ふだんの くらしの しあわせ』を守ること、それが福祉の仕事の目的だとお聞きしました。
セミナーの後半では、車椅子を押す側、押される側の体験をしました。車椅子に座り、押される生徒は目隠しをしているので、今どこに連れて行かれているのか、また周りはどういった状況なのかがわからず、不便で不安だったことでしょう。ですが、先生方に教えてもらいながら、押す側の生徒は車椅子をゆっくりと進め、「段差を越えますね」等の声がけをすることで、座っている生徒に安心してもらおうと頑張っていました。きっと、細かな気遣いが人をとても安心させると気づいたことでしょう。お越しいただきました先生方、この度は本当にありがとうございました。
前半のセミナーの様子

後半の車椅子体験

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