44日間にわたる夏休み期間を経て、部員たちは技術力向上だけでなく、考え方や取り組む姿勢に少しずつ変化が見られました。

7月22日に行われた三県大会奈良県予選では、郡山高校相手に悔しい敗戦となりました。3年生は最後の公式戦を終え、引退となりました。最後まで諦めることなく声を出し、プレーでチームを鼓舞し続ける姿はとても素晴らしかったです。また、試合後には、後輩たちへ励ましの言葉を残してくれました。後輩たちもその思いをしっかりと引き継いでいこうと強く感じたことでしょう。

そして、3年生の引退後は新チームとしての活動が本格的にスタートしました。新しいキャプテンを中心に、チームの目標設定を行い、『応援されるチーム』を目指して、一人ひとりが自分の役割を意識し、課題を持って日々努力を重ねました。新チームスタート当初は、3年生が声掛けしてくれていたことや、周りを見てテキパキ動いてくれていたことなど、存在の大きさに気づかされたことでしょう。ですが、チーム内で声を掛けあったり、合同練習を通して他校の部員にも刺激を受けながら、少しずつ周りを見て行動できるようになってきました。

8月19日、20日で兵庫県伊丹市にて行われた近畿公立大会に参加しました。他府県の公立高校と2日間合計4試合させていただきましたが、同じ公立高校でも、守備の基礎や連係プレーがとても鍛え上げられている印象で、部員たちは試合を意識した練習が足りなかったことを痛感していました。今大会出場に至るまで合同練習をしてくださった各校の皆様、また大会運営に携わっていただいた方々、本当にありがとうございました。

夏休みの最終週は、午前は練習、午後からは勉強会(夏休みの宿題)を連日行いました。顧問・副顧問ともに商業科の教員ということもあり、部活動だけでなく、各種検定試験にも合格してくれるものと期待しています。

夏休みを通して、他校の先生方や部員たちなどたくさんの方々と接し、良い刺激を受けたことで考え方や取り組む姿勢に少しずつ変化が見られました。これからも『応援されるチーム』を目指して努力を重ねてほしいと願っています。今後とも本校ソフトボール部をよろしくお願いします。