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 本校は、1978年(昭和53年)、唐招提寺や薬師寺を東に望む六条弥生の丘に全日制普通科高校として開校しました。「信愛 気魄 創造」の三訓を校訓に掲げ、フロンティア精神に燃え、パイオニアの自覚のもとに生徒と教員が一体となって新しい学校づくりに取り組んできました。2004年(平成16年)からは「地域創生コース」が創設され、地域の発展に貢献し地域の良さを発信できる人材育成を目指し、様々な教育活動を通して地域の方々に高校生の視点からみた提案を行ってきました。また、地域の行事や清掃活動にも積極的に参加させていただくとともに、地域からも登校時の安全確保や学校行事への協力等、あたたかいご支援をいただきました。

創立40周年においては「歴史を紡ぎ 未来へ繋げ 軌跡のバトン」のテーマを掲げ、これまでの伝統を受け継ぎ、これからは生徒自らが歴史を紡ぎ、未来に繋げていこうという意気込みのもと、全校で教育活動に取り組んできました。

 しかし、2018年(平成30年)県立高等学校適正化実施計画が発表され、本校は2023年(令和5年)3月末をもって、45年間の歴史に幕を閉じることとなりました。今後は、「魅力と活力あるこれからの高校づくり」による専門教育の充実が図られ、学校の特色化がさらに推進される中、本校がこれまで「地域とともに歩む学校」として紡いできた歴史と伝統が受け継がれ、さらなる発展を遂げるものと確信しています。

 最後になりましたが、これまで長きにわたりご支援をいただいたすべての皆様方に深く敬意を表し、心から深謝申し上げ、閉校の挨拶といたします。

 

奈良県立西の京高等学校

校長 中川 照久