「校長室の窓から」 平成21年度分(山崎淑美校長)

3月23日(火)

 春休みになりました。とはいってもグラウンドでも、体育館でも部活動が行われ、吹奏楽部の練習する音が聞こえます。通学路の桜も咲き出しました。校庭の落葉樹も芽吹き始めました。急ぎ足で春はやってきました。進級する生徒たちが、目標を高く持って、事故なく元気に新学期を迎えて欲しいと思います。

 

3月18日(木)

 22年度の一般選抜入学検査の発表が終わりました。当日欠席含め50人が合格出来ませんでした。

 卒業式の余韻も冷めやらぬ今日、不合格となった中学生たちが、今回の経験をバネに今後伸びていって欲しいと思います。

 天候も、受付を済ませたあとの雨でほっとしました。

 昨日は、学校周辺の道路沿いに書かれていた落書きを、野球部や陸上部の部員たちが消してくれました。隣の小学校や近くの駐車場の落書きも一緒に消してくれていました。新入生を迎えるのに、出来るだけ爽やかな環境をという生徒たちの意気込みを感じて、嬉しく思っています。書く方は一瞬でしょうが、消すとなるとやっかいだという事を、落書きをした人は考えないのでしょう。匿名性の高いこうした行為がなくなって欲しいと、生徒たちの活躍を見ながら思っています。

 

3月10日(水)

 一般入試の受験者数が決まりました。370名、50人の受験生が不合格になると言う事になります。それぞれ、精一杯努力をしてきたことでしょうが、学校生活では最初の大きな試練という事になるかと思います。たとえ不首尾に終わっても、何かしらを得られる良い体験になって欲しいということしか言えません。

 卒業式、学年末考査と学校にとって大切な行事が無事終了し、懸案だった、カンボジアへの文房具贈呈も、大村同窓会長の尽力で、「行列」に出演されている北村弁護士が持参してくださる手はずになって5日に発送することが出来ました。少しずつ集まった鉛筆なども、合わせると大きな段ボール2箱にもなっていました。3年生が贈ってくれた枝垂れ桜も、日々花芽を大きくしています。それぞれが大切にしてきた思いを実現できて、「春近し」を実感できる日々を嬉しく送っています。あとは、現在受験中の卒業生たちの「サクラ咲く」電報を待つのみです。

 

3月4日(木)

 卒業式、学年末考査共に終わりました。明日からは一般入試の受付が始まります。

 卒業式は、トップページのトピックスで画像もご覧いただけますが、いい卒業式だったと、自慢でなく思います。最後の卒業式との思い入れもあって私もこだわりましたし、学年の先生方、卒業生たちもこだわりを持った、思い入れの深い式でした。今回はたまたまその三者がうまくかみ合って、二時間を超えながらも緊張感・厳粛さとぬくもりにあふれた感動的な式になったと考えています。私のこだわりとわがままを受け入れてくださった先生方と生徒たちの存在を有り難いなと思っています。

 

2月23日(火)

 窓外の紅白梅も満開を迎えました。グラウンドでは半袖姿の授業風景もあって、このまま春に突入かといった勢いです。今日で平成21年度の授業も終了です。特色入試合格発表、学年末考査、卒業式、一般入試と重要な行事が続きます。昨日は、今年からA4版サイズとなった卒業証書に印を押す作業が完了しました。一枚一枚にコメントのポストイットを貼りながら、師弟が過ごした1~3年の学校生活を推察していました。

 明日は3年4組の記念植樹用枝垂れ桜と、私が残しておきたい鑞梅が届きます。鑞梅はまだ花を残しておいてくださるそうです。一行事ごとに感慨は深くなります。明日晴れてくれると良いのですが。期待しましょう。

 

2月15日(月)

 特色入試願書提出が始まりました。先週末で249名で、昨年より確実に倍率は上がりました。ほとんどの受験生たちが特色入試では不合格となってしまいます。けれども、この受験生たちが「香芝高校がいい」と一般入試でも受験し、「香芝高校を楽しみ」「香芝高校でよかった」と思って、3年後卒業してくれる学校でありたい、そうなるべく努力を続けたいと思っています。

 在校生たちは、1年・2年それぞれに進路を見据える取組を3学期も展開しました。特に2年生は「一日香芝大学」の取組を更に充実させようと二年間計画してきた「ロビンアップゼミ」を、17講座開きました。生徒たちの反応も良かったようで、講師先生のお褒めの言葉や各講座担当の先生方の感想に手応えを感じました。
明日は3年生が久々登校してきます。楽しみです。

 

2月9日(火)

 特色入試が近づきました。体育館のフロア改修工事が終了し、ぴかぴかの床に新しいバスケットゴールが、生徒たちを待っています。明日の1限目全校集会がリニューアル後初使用となります。塗料のにおいがきつくて換気をしてくれていますが、なかなか快適とはいかないようです。気分の悪くなる生徒のことも懸念されるのですが、木というのは本当に優れものだと思いました。30年の歳月を経てなお、削れば木肌がもとのような姿で現れてきます。人もかくありたいなと思いました。

 

2月1日(月)

 2月になりました。2月の異名、きさらぎは、寒さがピークになるので、更に重ね着をすることからという説もあるようですが、今年は穏やかなようです。校長室から見える梅も紅・白共にほころび始め、心浮き立つものがあります。ハイマツは、初雪の前に地面に伏せたり、雪がまだ積もっているのにすっくと起き上がったりと季節に先駆けて動き出すそうですが、植物たちの方が敏感に反応するのでしょう。

 サッカー部が準優勝しました。グラウンドが狭く、練習会場を求めて渡り鳥のように出かけていったり、苦労も多いのですが、公立高校はどこも多かれ少なかれ困難を抱えつつ、克服しながら部活動を続けているのでしょう。高校野球の選抜大会も、代表校の中に公立高校の名を探しては、知らないところであっても声援を贈りたくなります。

 

1月28日(木)

 昨日で3年生の学年末考査が終わりました。今日からは1,2年生だけでの授業が始まります。登校時も生徒の数が少なくなって、寂しいのです。特色入試、一般入試を経て4月に新入生が入ってくるまでは、少し寂しい状態が続きます。

 近畿大会に出ていた空手道部は、2年生の福西弘君が形の部で3位に入賞し、3月に宮城県で行われる全国大会に出場することが決まりました。持てる力を惜しみなく発揮してきて欲しいと思います。

 校長室から見える紅梅のつぼみが目に見えて色づいてきて、確かな春の近づきを感じさせてくれる寒さが続いています。

 

1月22日(金)

 3学期が始まって間もないと思っていたのに、今日から3年生の学年末考査が始まります。ほとんど義務教育化している高校ですが、さすがに高校卒業後は職に就く生徒、進学する生徒と道が分かれます。出来る限りの努力をして、成果を実感して卒業していって欲しいと思います。一昨日は、卒業証書授与の方法について、3年生に私がこだわる理由を伝える機会を得ました。生徒たちも思い入れがあるらしく、計画を進行中のようです。それぞれがいろいろな事を考え、話し合いながら一つの事に向かって進んでいこうとするのは素敵な事だとわくわくしています。事が卒業式だけに、失敗は許されないのですが、何を失敗と受け取るかは評価の分かれるところです。そのあたりはなかなか難しいのですが。

 

1月4日(月)

 第3学期が始まりました。1週間ぶりの学校では、部活の生徒たちが暖かい陽射しを浴びてのびのびと活動している穏やかなスタートを切ることが出来ました。

 遷都1300年の今年、奈良は昨年のインターハイに引き続き注目を浴びる事になるのでしょうか。今年こそ景気回復など、生徒たちが将来に希望の持てる社会になってほしいと思います。

 

12月28日(月)

 2009年もあとわずかとなりました。香芝高校の2009年はインターハイ、30周年、インフルエンザが例年行事に加わり、それぞれがみんなの努力と熱意で成功裡に終わった年と言えるのではないかと思います。校長室からは二上山が、あいにくの悪天候ですが見えます。窓ガラスは、ホッケー女子部員が先週末に換気扇や網戸と共に徹底的にきれいにしてくれました。本当にクリアな視界です。窓枠だけが存在するかのような徹底した磨きが本当に嬉しく、感謝しています。

 来年も、この窓ガラスのようなクリアな視界で、意欲的な生徒を育てる取組がしたいと思います。

 一年間お読みいただきありがとうございました。良いお年をお迎え下さい。

 

12月16日(水)

 年の瀬が身近になった今日この頃です。校長室から見える葛城山が今年初めて雪化粧をしました。本格的な冬の到来です。期末考査もどうにか学級閉鎖をせずに乗り切ることが出来ました。今日は、「あしたの原」(学校新聞)が刷り上がってきました。30周年を記念して、6面全面カラー刷りのなかなか贅沢な新聞です。紙面を見ていると行事の多かった、そして生徒や先生方の頑張りで充実していた2学期を鮮明に思い出すことが出来ます。今年もあと15日、事無く、充実して生徒たちと過ごしたいと思います。

 

12月1日(火)

 いよいよ師走。香芝高校の職員室前廊下には、一足早く80体以上の、さまざまなスタイルのサンタがお目見えしました。一年生の美術選択生徒の作品です。自由な発想でのサンタとタイトルには笑いを誘われ、楽しい雰囲気が漂ってきています。サンタ展示は3日まで。4日からは2年生の作品展示が始まります。これもまた楽しみです。今日は、保育園児たちへの紙芝居読み聞かせのための講習会を放課後、ふくいしげこさんがしてくださいます。ハンドベル講習と相まって、なかなか楽しい取組が続きます。

 

11月24日(火)

 朝夕本当に冷え込みがきつくなって参りました。今朝は霧が深くて「冬近し」を実感しています。先週・先々週も行事が多く、充実した日々でした。人権講演会では「ケータイ」と軽く呼び習わされている携帯電話の持つ便利さと怖さについて、先週の薬物乱用防止教室では最近のタレント報道を含めた覚醒剤やタバコなどの害についてそれぞれご講演頂きました。インフルエンザ蔓延の懸念もあったのですが、幸い広がらずに済んでいるようです。殺伐とした話題ばかりでなく、19日の図書館文化講座では、昨年に引き続き、福井しげこさんにお願いして「読み聞かせの会」を開いて頂きました。放課後近くになると会場の大会議室では準備が整い、「福井ワールド」が出現していて、生徒たちも堪能したようです。福井さんには12月1日に、読み聞かせの講習会をお願いしています。近くの保育所と、エコールマミの子育て支援の集まりで、生徒たちがボランティアで紙芝居を披露することになっている、その練習です。クリスマスシーズンで、音楽選択者によるハンドベル演奏も予定しています。自分たちだけでなく他の方々に楽しんでいただける取組は、生徒たちを成長させると思っています。今からその日が楽しみです。

 

11月5日(木)

 10月31日の創立30周年記念式典の様子等が、昨夕テレビ放映されました。テレビカメラを通してみると生徒たちの真剣な表情がなかなか素敵です。いい顔で写っていると、頼もしく思いました。ご無沙汰していた方々から、「テレビで見たよ」と自宅にまでお電話を頂いたりして、反響の大きさに驚きました。いいきっかけを頂いたと、改めて責任の大きさに身の引き締まる思いです。インフルエンザは、小康状態で、学級閉鎖は現在出ていません。

 

10月29日(木)

 このごろ、毎回インフルエンザ関連の話題で始めています。30周年が間近に迫った今日も一年2クラス、二年1クラスが学級閉鎖になって、式典の準備も変更に次ぐ変更の連続です。そのたび起こってくるさまざまな課題を先生方がクリアしていってくださることが嬉しい事と感謝しています。

 式典当日の31日は予報によると曇り。天高く晴れ晴れとした気分で当日を迎え、ご来賓にも30周年の生徒たちの熱気を感じてもらえればいいと思っています。

 

10月22日(木)

 中間考査が終わりました。インフルエンザでの欠席も続いています。考査中、学級閉鎖せずに済みましたが、考査終了時点で1年の一クラスの学級閉鎖が確定となりました。この先、集団感染が起きない保障はどこにもなく、また、終息の見通しも立たない状況で、二学期の学校行事をすべてほぼ予定通りに進められていることを感謝したいなと思います。

 いよいよ31日は三十周年記念式典です。いい気候で、意義深い式典になればと祈っています。

 

10月13日(火)

 久しぶりに3学年が揃いました。冬服への更衣と相まって新鮮な感じで週がスタートしました。明日は延期していた体育大会が実施できそうです。中間考査後には30周年記念式典とあって、何か気忙しい10月です。学年閉鎖となった2年ですが、特に重篤な症状も出ず、一安心しています。が、感染力と感染ルートの複雑さで完全に終息したと言えないところが新型インフルエンザの手強いところです。

 

10月6日(火)

 修学旅行、校外学習共に終わりました。すべて無事終了とは行かず、2年生はインフルエンザで今日から学年閉鎖となりました。ホームページに家庭学習中の課題もアップし、携帯電話で見ることができる環境にしてくれました。重症化はしていないようですが、感染力は相当なものがあります。体育大会も14日に延期することにしました。台風情報もあって、延期が吉となるよう祈っています。

 

9月30日(水)

 秋冷がふさわしい朝夕になりました。2学期になって一番の気がかりだった修学旅行、学級閉鎖をすることもなく、予定していた生徒は全員早朝から元気な顔を揃え、出発していきました。おりしも、サモアで大規模な地震のニュースが飛び込んできました。今日はマリン体験の日ではないのでほっとしていますが、被災地では大変な混乱が起きていることでしょう。被害の少ないことを祈りたいと思います。

 連休から1週間、連休中も生徒たちは頑張ってくれていたようで、陸上部以外にも、空手道の男子個人形・組手、同じく男子団体形・組手の4部門で優勝、女子個人形で3位と健闘してくれましたし、男子バスケットボール部もBブロック優勝だったようです。

 26日のオ-プンキャンパスでも、生徒会を中心として各部とも一所懸命中学生たちにアピールしてくれていました。

 

9月24日(木)

 シルバーウイークと銘打った大型連休が終わりました。新型インフルエンザで学級閉鎖が出ましたが、ありがたいことに連休中だけの閉鎖で済みました。

 23日の県総体総合開会式では、生徒たち30周年の横断幕を手に元気な行進を見せてくれ、またホッケー部女子も接待で細かな配慮を見せてくれました。開会式の後、陸上競技での本校生の活躍を最後まで見ることができ、男子4×400㍍のリレーで、優勝。その時の選手たちの晴れやかな顔が印象的でした。「私たち教師は、生徒たちのこんな顔が見たくて『先生』をしているんだなあ」と再確認させてくれるいい顔でした。近くの競技役員の先生方が、祝福の言葉をかけてくださったのも嬉しさを増してくれた体験でした。

 

9月8日(火)

 2学期が始まってちょうど1週間、懸念していたインフルエンザも今のところ流行の兆しは見えません。文化祭も無事終了し、3年生の就職・進学試験が本格化します。教育実習生が3名(社会・英語・音楽)来ていて、今日は、1年生に進路フォーラム「先輩の話を聞く会」で体験談を語ってもらう取組を実施しています。年齢も近い先輩の受験体験が1年生の自己実現意欲をかき立ててくれることを期待しています。実習生は、本当に一所懸命それぞれの言葉で語りかけてくれているようです。

 

9月2日(水)

 2学期が始まりました。インフルエンザ蔓延が懸念される中での始業式でしたが、生徒たちは欠席もほとんどなく元気な顔を見せてくれています。教室からは明日・明後日の文化祭準備の音が放課後も聞こえてきて、「新学期が始まったなあ、学校は生徒たちの息づかいで活気づくのだなあ」と感じています。就職試験、推薦入学試験と、3年生には重要な試験が始まります。いい選択をして欲しい、いい結果をもたらして欲しいと願っています。

 

8月25日(火)

 インターハイに明け、インフルエンザに追われる夏期休業もあと1週間で終わります。2学期はいつもながら、行事が目白押しです。9月末の修学旅行までにはインフルエンザも終息していて欲しいものですが、当分やきもきしながら生徒たちの動向を見守ることになりそうです。

 夏期休業中に生活リズムが崩れてしまう生徒が毎年出てきます。部活動や補習等でほぼ毎日登校していた生徒と、夜更かしをしたり友だちと遊ぶのが生活の中心だった生徒との間に差が出てくるのは当然です。思い当たる節のある人は、学校仕様に戻す努力をして欲しいと思います。

 陸上部で近畿大会に出る生徒たちが出てきました。男子800㍍、男子4×400㍍リレー、女子走り高跳びの3種目に出場が決まりました。楽しみです。

 

8月18日(火)

 長い梅雨が明けたと思うと、朝夕は本当に涼しい日が続いています。ホッケー競技のため天理おやさとホッケー場に、7日から11日まで日参しました。競技中は、大雨であったり、御前崎沖の地震があったり、決勝戦の朝は警報が出ていたりと、天候には恵まれませんでしたが、めげずにプレーする選手たち・運営サポートの奈良県高校生補助員たちの笑顔が救ってくれました。

 久しぶりに学校に戻ると、書類の山やさまざまな仕事が待っていましたが、中庭のバラの花や運動場フェンスに絡ませたイリオモテアサガオの花も出迎えてくれました。バラは、梅雨時に剪定していただいたので、お礼のように咲いています。昨年はこの時期咲いていた記憶がありません。生き物の素直さが嬉しいです。

 

7月30日(木)

 インターハイが始まりました。総合開会式はあいにくの雨模様でしたが、高校生やボランティアの人たちの頑張りが随所に現れ、また、観客の感動も伝わってきたいい式でした。

 香芝高校生たちも活躍してくれています。50年に一度というインターハイ開催県。競技運営や案内等、地味ながらなくてはならない役割を果たし、貴重な体験をして、一回り大きく成長した姿を新学期に見せて欲しい。

 校内でも部活動や補習・文化祭展示など、着々と準備やら活動やらを進めています。夏期休業は、普段とは違った高校生活を味わえるいい機会だと改めて感じました。

 

7月23日(木)

 夏期休業が始まりました。

 昨日の日食は薄雲が幸いして見ることができました。ちょうど居合わせた生徒たちも誘って日食見物を楽しみました。夏期休業中ならではのひとときでした。

 今年は、奈良を中心としたインターハイのおかげで、ずいぶんスリムな夏休みの印象です。毎年、三者懇談時にたくさんバザー用の品をお持ちいただきます。今年は、「カンボジアに学校を」のガラス絵購入の関係で、鉛筆を同窓会長にカンボジアまで持って行っていただく計画を立てていると言ったところ、たくさんの鉛筆をお届けいただきました。しっかりと思いを受け止めていただいている実感が何より嬉しいことでした。

 

7月15日(水)

 一学期三者面談が始まりました。

 日曜日の野球は、本当に多くの生徒や保護者の方々に来ていただきました。有り難いことと喜んでいます。球場でもう一つの嬉しいことは、生徒たちが一方的な試合でも辛抱強く応援を続けてくれたこととともに、校歌をみんなが歌っていたことです。4月から朝に校歌を流しています。鳴り終わったとき、教室で着席していなければ遅刻となるわけですが、校歌が身近なものとして生徒たちに受け入れられた証だと思います。

 終業式のあとは長い夏休みが待っています。今年はインターハイで生徒も先生も運営協力を行うので、例年とは違った過ごし方の夏休みとなりそうです。精一杯の努力が実を結ぶ、思い出深い夏としたいものです。

 

7月10日(金)

 昨日は、第91回全国高校野球選手権大会奈良大会開会の日でした。

 香芝高校は、開幕戦を延長で逆転して、6年ぶりに初戦突破を果たしました。

 開幕戦の緊張の中、粘り強く守り、攻めた野球部の選手たちのがんばりはもちろんのことですが、それ以上に嬉しかったのは、保護者の方々の応援と、授業が終わってから続々と駆けつけてくれた生徒たちの姿でした。吹奏楽部やバトントワリング部・生徒会・家庭クラブで編成された、俄作りながら統制のとれた応援団に協力して声を出し、拍手し、歓声を上げて選手たちを激励し続けてくれました。劇的なさよなら勝ちの時に思わずあげていた喜びの声、校歌斉唱。スタンドとベンチが一体となった感触は本当に嬉しいものでした。共に何かを勝ち取った喜びは、今後の香芝高校生たちの精神的支えとなると確信しています。

 

7月2日(木)

 インターハイ開会式まで26日となりました。先生方も授業、定期考査、成績処理・保護者懇談等の学校行事に加えて、インターハイ準備・打ち合わせ・運営等で忙しい日々が続きます。

 夏の全国高等学校野球選手権奈良大会の抽選が昨日行われ、香芝高校は開会式後すぐの試合を橿原学院と行うことになりました。ここ数年勝ち星に恵まれていません。決勝戦以外では一番注目されるカードだな、創立30周年の今年こそ勝利して欲しいなと思います。

 気負わず、あきらめず、楽しくのびのびと試合を進めれば、結果はついてくるかと考えます。

 

6月22日(月)

 ここに来て梅雨らしい天候になってきました。

 先週も充実した週でした。

 木曜日には図書館文化講座が開かれました。谷川俊太郎さんの「生きる」をモチーフに、30名以上の生徒たちが朗読したり自作の詩を披露したりと、なかなか意欲的で楽しい試みだったようです。

 金曜日、各学年3組による通学路整備が行われました。生徒会・運動部・1年3組ボランティア部などが一緒に活動しました。

 日曜日、サッカー部は「U18奈良県サッカーリーグ」前期一部リーグで優勝という成績を上げてくれました。後期リーグにも優勝すると、「関西プリンスリーグ」に出場できるとのことでした。

 各方面での努力が少しずつ身を結んでいるようで、生徒たちにもいい刺激になるかと思います。

 

6月18日(木)

 ここに来て、急に夏らしい雰囲気が出てきました。開け放たれた教室の窓から、先生方の大きな声が聞こえてきます。

 今日から陸上競技部が鴻池陸上競技場での近畿予選に出場しています。

 空手道部の福西君の、国体近畿ブロック大会出場が決定しました。

 英語科の安川先生が、平成21年度奈良県体育協会のバスケットボールの部で功労賞を受賞されることになりました。早朝補習をし、専門外の女子バスケットボール部を指導されるのは相当の意志と努力を必要としたと思いますが、地道な努力を認めていただいたのはいいことだなと喜んでいます。挨拶も元気な女子バスケットボール部の、元気な顧問の活躍をこれからも期待しています。

 

6月15日(月)

 梅雨入りはしたものの、晴れの日が続きます。

 13、14の二日間、生徒たちはまた活躍してくれました。

 放送部は、7月21日からの第56回NHK杯全国高校放送コンテスト全国大会に3組が出場できることになりました。朗読部門での1年の紺谷さん、ラジオドキュメント部門「眼鏡越しに見る人の感性の歴史」、そしてアナウンス部門の1年生、松岡さんが出場します。

 インターハイ近畿予選には陸上・ホッケーに続き、空手で3年栗本さん、2年福西君が出場します。

 バスケットボール部の辻屋君が、国体少年男子の部の選手に選ばれました。

 それぞれ、本来の力を発揮できるよう、活躍を期待しています。

 

6月9日(火)

 先週の木・金にアドバイザリーチームの学校訪問がありました。朝は8時から夕方6時近くまで、精力的に生徒や学校の様子を観察し、助言していただきました。熱意に感謝しつつ、助言をどう生かしていくか先生方と協議していきます。

 6,7日も部活の生徒たちは活躍してくれたようです。陸上部の4種目、男子ホッケー部は近畿大会出場決定。女子ホッケー部は13日には決定するかと思います。女子バレーボール部も念願の勝利を勝ち取る事ができました。演劇部・卓球部もそれぞれ頑張ってくれたようです。

 

6月1日(月)

 6月になりました。水無月の名にそぐわない晴れ晴れとしたスタートの日です。心はいつも今日のように晴れ晴れしていたいと思います。

 懸念していた球技大会も、生徒・先生の熱意で雨天にならず無事終了しました。ホームページトピックス欄にアップしてくれていますので、元気な生徒たちの様子をご覧下さい。

 6月も行事が目白押しです。3日にインターネットに関する職員研修、4,5日はアドバイザリーチームの学校訪問、11日一年生による花壇の植え替え、17日生活講演会・19日3組中心の通学路清掃などなど。土日は各部のインターハイ予選が計画されています。勝ちにはこだわらないけれど、怪我なく、練習成果を発揮して欲しいものです。

 

5月28日(木)

 育友会総会・進路講演会・中間考査に始まった今週ですが、中間考査は今日で終わります。明日は、全校生徒(944名)が一斉に球技大会に参加します。初めての試みですが、30周年記念ということで用具等も少しですが充実させることができました。先生方も限られた予算の中でできるだけ多くの用具を確保しようと、業者に交渉してくれました。3人の学年主任や生徒指導部長・生徒担当といった先生方がシミュレーションし、種目を工夫して、全校一斉球技大会を可能にしてくれました。もちろん、先生方全員の同意と協力がなければ実現できないことでした。

 学年によって種目が少しずつ違うところが秘訣のようですが、生徒たちのために何かを考えたり、したりしている先生方は生き生きしていて、すてきです。懸念されるのは天候ですが、一度で実施したいものです。

 

5月18日(月)

 新型インフルエンザの感染例が八尾でも出ています。弱毒性ですが感染力は強いようで、情報整理が困難になりつつあります。昨日も緊急に説明会があり、日曜ですが先生方に集まっていただき、全校生徒に連絡を取りました。何とか無事に終わりたいものです。

 さて、延び延びになっていた通学路清掃ですが、今回は2組中心で金曜日に行いました。生徒会や野球部、女子バスケットボール部も参加してくれました。生徒会は、「わっしょい倭」の帽子やゼッケンをつけて作業に取り組みました。夜、駅前までの歩道はきれいでした。来月は3組中心に6月19日に行います。晴れて欲しいものです。

 

5月12日(火)

 連休明けで落ち着いた気分が戻ってきました。昨日、嬉しいメールをいただきました。5月3日の吹奏楽部定期演奏会に来られた方からの激励のメールでした。学校宛のメールは、お顔を拝見できないせいか、叱咤激励だと理性では思っているのに、ともすれば叱咤のみを強く感じてしまい辛いことが多いのですが、このメールは本当に嬉しく読ませていただきました。私たちもメールでやりとりするとき心したいものと感じました。

 

5月7日(木)

 大型連休が一応終了しました。インフルAも落ち着きそうな気配を見せています。

 3日は香芝高校吹奏楽部の19回目の定期演奏会でした。保護者の方や本校の先生方、OB・OGに加え、今年は3月の定演を手伝った縁で磯城野高校吹奏楽部の部員、OB・OGそれに西村先生たちも駆けつけて演奏会を盛り上げてくれました。客席には他校生の姿もちらほら見えて、吹奏楽部の活動が校外にも広がりつつあるのを感じて、心が温かくなりました。

 明日は延び延びになっていた通学路清掃の予定です。明日こそ晴れて欲しいものです。

 

5月1日(金)

 五月になりました。校庭の新緑が本当に爽やかな日です。今日、全校集会を持ちました。今年度始めた取組ですが、各部長の先生に講話していただく事になっていて、トップバッターとして安川環境渉外部長が一人一人の“やる”「気」が香芝高校を大きく変えるのだと話してくれました。また、養護教諭の島田先生が「新型インフルエンザ」をテーマに注意を呼びかけてくれました。多くの先生が、それぞれの感性で生徒や香芝高校への思いを語りかけてくださるのはいい試みだと感じています。

 阪奈和陸上競技大会で、走り高跳びの米田選手が女子の部で優勝しました。こんな嬉しい報告がたくさんできるよう、生徒たちは日々頑張っています。

 

 

 

 新学年が始まって早や一月が過ぎようとしています。新入生の制服姿も板についてきました。香芝高校は今年度30周年、「而立」の年を迎えました。「而立して飛躍」の端緒としたいと考えています。

 3つの目標「少しの努力で叶う目標、相当の努力を要する目標、実現不可能と思えるが叶えば嬉しい目標」を先生方にも生徒にも明確に意識して欲しいとお願いしました。生徒たちには「場にあった挨拶の励行」もお願いしました。いつでも心も身体も働かせていて欲しいと願っています。「意欲すること・創造することによってのみ人間は幸福である」というアランの言葉を大切に思っているからです。

 本年度、8時30分になると校歌が流れるようになりました。校歌が終わると朝のホームルームが始まるよう時間設定がなされています。部活動に参加していない1年生が自動的にボランティア部に登録される仕組みにもなりました。第1回の活動が今日始まります。1組による通学路清掃がそれです。こんな活動がきっかけで成就感・達成感を味わい、自尊感情が獲得できればいいなと思います。