1学期終業式が行われました。

7月19日(金)に終業式が行われました。

 ~終業式での山田校長のお話を掲載します。~


 生徒の皆さん おはようございます。
 いい学校とは何か。御所実業がいい学校になっていくこととは、どういうことか。
 皆さんが、自立した人間、社会人になるため、1人ひとりの生徒が、成長できる学校であると考えています。それは、皆さんが

卒業した後になっても誇れるような学校のことだと思います。
 本日、第1学期終業式ということで話をします。

 先月の全校朝礼の話。覚えてますか。
 日本電産 株式会社 代表取締会長 永守重信 さんの話をしました。
 「スマートフォン・ノートパソコンがどんどん薄く、軽くなる。それは、日本電産が作るモーターが小さくなる。薄くなるからだ。1.8mmのモーターを作れる会社は、他には無い。」と言っておられる。
 モーター事業において、 世界トップのシェアを誇る業績です。 永守さんは、日本電産を小型モーター製造の大企業に育て上げた。世界1位の業績で、世界と取引をされています。
「あいさつのできる人は、会社で伸びる人」「あいさつのできる人は、周囲の人を尊重する態度を持つ。」「周囲から吸収。どんどん成長する人材。是非ほしい。」と言っておられ、そんなことを6月の全校朝礼で話しました。

 今日は、永守会長さんの人物像を追加したいと思います。
 永守さんは、6人兄弟の末っ子として誕生し、家が貧しかったこともあって、中学を出たら働くことになっていたそうです。
 恩師との出逢い、縁もあって、生活が苦しい中、京都市立洛陽工業高校を卒業しました。その後、職業訓練大学校で、モーター作りの達人の先生と出会うことになります。一からモーターを勉強しました。
 1973年、日本電産を創業することになります。社長を含めて3人での創業でした。実家の納屋を改造してのスタートでした。
「人は、大学や学歴ではない。」「やる気、一生勉強する姿勢。学び続けることが一番だ。」と、ものづくり一筋に、モーターを作り続けてきました。
モーター事業において、世界トップのシェアを誇る業績。世界400社と取引をするまでになったのです。
日本電産を小型モーター製造の世界1位の大企業に育て上げた。永守さんは、本人のやる気で、何とでもなる。将来をかえることができる。とおっしゃています。
本気で、その気になることが大事であると思います。

  私は、この人の人生を振り返るとある言葉を思い出します。
  「一念岩をも通す」
 これは、強い信念を持って物事に当たれば、どんな事でも成し遂げることができるという意味です。

 君たち自身が「本気で、その気になる」ことが大切なのです。


 夏季休業に入ります。夏休みは、自分の思うように使える時間が多い。
 目的、目標のある人にとっては、大きく伸びる40日です。


 新3年生の諸君、いよいよ進路の決定という大切な時です。就職を考えている人は、準備のための時間は、多くありません。この変化と大きい社会状況の中で、流れにのりおくれないように、最高学年として、スイッチを入れてください。

 その後ろの1・2年生諸君。3年生の姿をみて「頑張る姿を手本に」自分の来年の姿をしっかりイメージできるようにしてください。
自分の進路実現につながるよう、しっかりと進級する。しっかりと力をつける。 こういった決意が必要です。

 この夏も部活動や進路の準備、実習などしっかりと活動してほしいと思ってますが、くれぐれも、体調管理には注意して、休養と栄養、特に食事、食物をしっかりとり、『熱中症』には細心の注意を払ってください。意識して給水を心がけてください。
 毎年、夏休み中に、多くの尊い命が失われています。
 皆さんも、「命の大切さ」をもう一度考えてみてください。
 「命の大切さ」、なくなってその大きさが分かる。それでは遅いのです。
 最近では、一昨年、吉野川で高校生2人が亡くなっています。私も吉野川で教え子を亡くしています。くれぐれも、交通事故や水難事故に遭うことのないように『自分の命は自分で守る』という自己コントロールマインドをしっかり持って、安全で規則正しい日々、夏休みを過ごしてください。
 

 2学期始業式に
    皆さんと元気に集えることを願って終業式の式辞とします。

表彰伝達が行われました。

  終業式の後に表彰伝達が行われました。
 表彰伝達では、U18フットサル選手権大会や溶接競技大会など各分野での優秀者の表彰が行われました。
 また、1学期の成績優秀者などの表彰が行われました。