環境緑地科
 
 Department of Environment and Landscape

学科の概要

緑地の持つ機能を理解させると共に、その目的や環境に応じた空間を創造する知識・技術を習得させ、環境緑地に関する諸問題を主体的・実践的に解決できる能力と態度を有する人材を育成します。

 

 

 

 

 

学習内容

環境緑地科では、2年生からコース制を導入しています。
2年生から緑地技術コース(造園分野を中心に学ぶ)と環境技術コース(環境の保全・創造と農業生物の育成について学ぶ)の2コースに分かれます。

緑地技術コース 緑地環境の利用、効能、維持管理及び緑地デザインに関する専門的な知識・技術を習得させ、緑地のもつ機能を理解させるとともに、快適な生活環境の創造に寄与することのできる技術者を養成します。
環境技術コース

環境保全活動や農業生物の育成を通し、自然との調和を図りながら生物資源を活用する専門的な知識・技術を習得させ、快適な生活環境の提案と環境の保全・創造を行うことができる人材を養成します。

 

進路・資格取得

主な進路先

進学 大阪産業大学 帝塚山大学 近畿大学 吉備国際大学 大阪国際大学 奈良佐保短期大学 奈良学園大学 大阪女子短期大学 など
就職 製造業 医療・福祉 運輸業 造園業 農業 建設業 など

取得できる資格等

 日本学校農業クラブFFJ検定(初級・中級・上級・特級)
 造園施工管理技士2級(学科のみ)
 2級・3級造園技能検定(取組みの様子は
こちら
 トレース技能検定4級
 
日本農業技術検定(2級・3級)
 小型車両系建設機械特別教育
 小型フォークリフト(1t未満)特別教育
 危険物取扱者免状丙種

農業クラブ

農業クラブとは
 農業クラブは、全国の高校で農業系科目を学ぶ生徒により組織されています(約10万人)。奈良県では、磯城野高等学校・吉野高等学校・山辺高等学校・山辺高等学校山添分校・五條高等学校賀名生分校と本校の6校に農業クラブがあります。農業クラブでは様々な競技や研究発表、そして交流活動を行っています。その一例を紹介します。クラブ員は以下の活動の中で好きなものを選んで活動することができます。
他学科の生徒は農業クラブに入ることができません。

各種競技・研究発表・交流活動 内容

プロジェクト発表

プロジェクト学習(「目標の設定→計画→実施→反省・評価」の手順で自主的に進める学習)で実践したことや、その成果をプレゼンテーションソフトなどを使用し発表するものです。意見発表と同様に、発表内容によりの3つの区分に分かれています。取り組むことによって、プロジェクトの計画や結果の確認だけでなく、表現力や企画力、プレゼンテーション能力を身につけることができます。
校内予選→県大会→近畿大会→全国大会 へと繋がります。
3つの研究班があります。
「御所柿の栽培普及」研究班
「シコクビエの里帰り」研究班
「生物多様性の保全」研究班

意見発表

 身近な問題や将来についての抱負や意見をまとめ聴衆の前で発表するもので、発表内容により3つの区分に分かれています。取り組むことによって、問題を解決する力、表現力、思考力および積極的な態度や自信をつけることができます。
校内予選→県大会→近畿大会→全国大会 へとつながります。

農業鑑定競技会

 農業に関する知識・技術の定着の度合いを競うものです。具体的には、展示物の品名・用途・特性などを、決められた時間内で答える競技で、「農業」・「園芸」など9分野に分けて実施され、御所実業高校では「造園」の部で出場しています。
校内予選→県大会→全国大会 へとつながります。

平板測量競技会

 図紙の上に直接図面を描く基礎的な測量である平板測量の正確さを競うものです。競技は3人1組で参加し、時間・閉合誤差・面積較差などにより順位が決定します。
校内予選→県大会→全国大会 へとつながります。

幼児園との交流

 近隣の幼児園を訪ね、食育のお手伝いをしています。紙芝居や栽培体験を行っています。

花いっぱい運動

 「花と緑に囲まれた学校づくり」、また「花で心あたたまる街づくり」を目指して、学校内だけでなくプランターの配布や草花の植え込み活動を行なっています。