中学部の紹介

(1) 学部教育目標

   生き生きとした学校生活の中で、生徒一人一人にふさわしい生活習慣の獲得や個性の伸長 を図るとともに、いろいろな集団生活の中で社会性を養い自立的な生活を送るための基礎的 能力と態度を養うため、具体的目標を次の通り設定する。    

 

元気で、楽しく、生き生きと

 

○ 健康な身体を作るとともに、大人に向かう心の成長を大切にはぐくむ。     
○ 身辺処理を確立し、よりよい生活習慣やマナーを身につける。

○ 自分の要求を伝え、豊かな表現力や認識力を身につける。

○ 体験の場を広げ、生活経験を豊かにし、仲間と協力しあう力をつける。
○ 日常生活に必要な基礎的な知識や技能、態度を高める。

 (2)課題別グループ指導目標

Aグループ

・全身をしっかり動かせるようにすることによって、発達の基礎となる健康な身体づくりをする。

・自分の思いを表現したり、要求を伝えたりする力をつけ、人と関わる力を豊かにする。

・自分でできることはしっかりやりきり、日常生活動作の定着化をめざす。  

Bグループ

・身体を動かす習慣を身につけ、健康な身体づくりを進める。

・身辺自立など自分でできることを確実なものとし、自分で考えて行動する力をつける。

・言葉や言葉を補う手段を使って、コミュニケーション力を豊かにする。

・経験をより豊かにし、人や物との関わりを広げ、友達と共に活動する力をつける。

・見通しをもって一つのことをやりきる力をつける。

Cグループ

・自ら身体を動かす習慣を身につけ、健康な身体づくりを進める。
・自分でできることを確実なものとし、自分で判断して行動する力をつける。
・自分の思いをしっかり伝える力をつけるとともに、集団の一員として行動する力をつける。
・基礎的な知識や技能を獲得し、経験を豊かにする。
・主体的に活動に参加し、仲間と共にやりきる力をつける。

 (3)教育課程

時間1

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④教科等の指導

   それぞれ授業で適した規模を考慮しつつ、グループがまたがった集団編制を行うが、個々の実態に対するねらいを達成できるよう指導目標の設定を工夫している。

 

 

⑤自立活動

   一人一人の生徒の障害の状態や発達段階などを的確に把握し、課題を設定する。その際、一人一人に合わせた個別の指導計画を立てて取り組む。具体的な指導については、日常生活の時間や個別の課題に取り組む時間も大切にしながら、教育活動全体を通じて行うこととする。また、家庭との連携も大切にする。


⑥道徳並びに特別活動

○ 道徳は、生徒の障害の状態や発達段階、特性等も考慮し、学校の教育活動全般を通じて行う。指導にあたっては、教科・領域を合わせながら、さらに生徒指導とも関連づけて進める。
○ 特別活動は、自主的な活動や仲間作りの学習の場として、日常生活や係活動、生徒会活動、全校集会、学部集会、宿泊学習、交流学習、校外学習などを行い、知識や経験を高める。

( 4 ) 評価

① 生徒の日常生活を観察し、能力や特技を見いだし、指導と評価が一体となるような学習計画を立てる。その中で、一人一人の適切な学習課題を設定し、その発達の過程を記録し、評価する。
② 知能検査やその他必要な諸検査を計画的に実施し、客観的な実態把握を行い、一人一人のプロフィールを明らかにし、より適切な課題設定ができるようにする。
③ 学校と家庭( 学園) が一体となって、生徒への適切な働きかけができるよう、日々の連絡帳でのやりとり、学期末の個人懇談、家庭訪問などを行い、情報交換を密にする。また、必要に応じて、支援会議を実施し、関係機関との連携を図る。
④ 評価は学期末に行い、学期ごとの個別の指導計画の見直しや改善に努める。