ご 挨 拶

 

 

 

 

                                                   濵 中  誠

 本校のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
 本校は、大正10(1921)年4月に高田高等女学校として創立され、昭和23(1948)年には新制高等学校の発足にともなって男女共学の奈良県立高田高等学校となり、今年で学校創立100周年を迎える歴史と伝統を有する学校です。
 平成18年度からは、全国で初めてとなる教育コース(平成29年度からは教育アンビシャスコース)を設置しており、小学校やこども園(幼稚園、保育園)の教員を目指す生徒の育成を図っています。また、高校の学習指導要領の改訂によって「総合的な探究の時間」が新設されたことに伴い、本校で平成8年に設けられた学校設定教科「探究」については、その内容を見直し、高度化を図っているところです。これまでの歴史と伝統を守りつつ、「自彊・和敬・創造」という本校の校訓を礎に、新しい時代の流れを踏まえ、進取的で創造的な教育を進めて参ります。

 さて、本年度は、4月11日に378名の新入生を迎え、全校生徒1,123名でスタートしました。入学式では、新入生に次の二つのことをお話しました。
 一つ目は、「感謝の気持ちを大切にする」です。これまでに、支えてくれた人、相談にのってくれた人、応援してくれた人に、「感謝の気持ちを忘れずに」、そして、長く続いてきたコロナ禍で、したくてもできなかったことにも大いにチャレンジして、高校生活を思い切り楽しんでくれることを期待しています。
 二つ目は、「夢中になれるものをもつ」です。人生において節目となる重要な時期である高校時代に、夢中になれるものを見つけ、一生懸命打ち込んでいただきたい。また、いろいろなことにチャレンジし、その中で出会った仲間を大切にしてほしい。目的や目標をひとつにし、協力しあい、切磋琢磨しあい、心を通じ合わせ、かけがえのない友を得てほしいと思っています。

 ここ数年、コロナ禍で教育活動に様々な制約がありましたが、今後、生徒たちが大きな夢や高い目標をもち、その実現や達成に向けて日々努力することができる学校にしていきたいと考えています。 保護者や同窓生の皆様、地域の皆様におかれましては、今後とも温かいご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。