奈良県立王寺工業高等学校

　毎年のクラブ紹介で人権研究部の紹介や部員募集の呼び掛けを行っていますが、ここ五年間は入部者がない状況が続いています。このような状況の中で、平成二十八年度より生徒会執行部役員の中から二名が人権研究部の活動に参加することになり、三年生の交流委員と共に年間三回の奈良養護学校との交流活動に参加しています。
第一回の交流会（五月二十五日）では、交流委員十二名と生徒会執行部の生徒二名の計十四名が参加し、奈良養護学校の生徒と「車椅子レース」や「カントリーゲーム」などで楽しい時間を過ごし、各クラスのＨＲにも参加して互いの学校生活の様子などについて語り合うことができました。
第二回の交流会は、七月九日に実施予定でしたが気象警報が発令され、残念ながら中止となりました。例年、第二回の交流会は本校吹奏楽部が毎年実施している「七夕コンサート」に合わせて交流委員が訪問し、養護学校の生徒と共に演奏を聞いて楽しく過ごします。
三回目（十二月十九日）の交流会は、奈良養護学校と高円高校の三校合同で、各学校の創意工夫した出し物で交流を深めました。本校は手作りのビンゴカードを配布し、ビンゴゲームを実施しました。ビンゴの景品は機械科の井先生ご担当の課題研究で「缶バッチ」造りが行われています。この「缶バッチ」の材料や製造工具を持参いただき、実際に奈良養護学校で製造の実演を行って、出来上がった「缶バッチ」を景品としてプレゼントしていただきました。昨年の交流会に引き続き、課題研究班の生徒や放送映像部の生徒諸君の協力のもとに王寺工業高校の特徴を生かした出し物を考え、積極的に交流会に参加する生徒の姿は大変頼もしく感じられました。