青翔で最も重要な学校行事の一つである「SS探究科学研究発表会」が大和高田市のさざんかホールで実施されました。中学3年生から高校2年生までの代表生徒が「探究科学」の授業で取り組んできた研究の成果を発表しました。中学3年からは代表発表として「日本茶の色素と時間の関係」のテーマで研究をすすめた1組生物班と、「大和茶に含まれるビタミンC量の温度の関係」のテーマで研究をすすめた2組化学班が壇上で立派に発表をしてくれました。中学1、2年生は在宅でWeb参加でしたが、堂々と発表する先輩たちの姿に大きな刺激を受け、たくさんのことを学ぶことができたと思います。

講評では、指導助言者である大学の先生方から、「年々、青翔の発表内容のレベルが上がっている」と高い評価をいただきました。そして、今後の更なる研究・発表の向上に向けて、「限られた時間の中で研究の魅力や成果を伝えるのは大変だが、研究の動機と結論を最初に述べる流れにすることで分かりやすいプレゼンになる」、「なぜ?あれ?と感じた時、すでに科学の扉の前に立っている。その際に頭の中でモデルを立てて実験することが肝心。いくつモデルを立てられるかがポイント」、「研究とは、蜜壺の中に入っている蜜をなめながら行うもので、皆さんの日々の様々な学習活動はその蜜壺に蜜をためる作業。良い研究をするためには、自分の蜜壺の中にたくさん蜜をためておくことが大切」といったアドバイスを受けました。また、この日はタイの姉妹校の生徒さんたちもオンラインで発表に加わり、国際交流に力を入れる青翔らしいグローバルな研究発表会となりました。