1月22日 水曜日、2年生全クラス合同で人権教育ホームルームとして、災害時の避難所の運営についてグループワークを行いました。

 

   

 

 

 ねらいとして、近年、大規模な自然災害が頻発しており、我々はいつ被災者となるかも知れない状況にあるため、自分たちが暮らす地域でも起こり得る事として捉えさせ、その際、高齢者や障害者、その他社会的に弱い立場にある人たちが一層厳しい状況に置かれ得る事を理解させ,そしてそれら弱者の立場に立って物事を見る態度を身に付けさせる事を設定しました。

 

グループワーク

 自然災害に遭ったとして、その災害の規模、またそこに生じる状況や条件に従い、避難所を設営・運営する。

 

設定

 震度7の地震が発生し、電気・ガス・水道といったライフラインが途絶えてしまいました。しばらくするうちに、吉野高校の体育館に次々と多くの人が避難してきました。

 あなたたちは、そこでスタッフとして避難所の設営・運営をまかされることになりました。

 

状況

電気 : 停電、復旧の見通しは不明

ガス : 停止

水道 : 断水

電話 : 携帯電話可能、学校の電話は災害時優先回路で使用可能

トイレ: 断水、使用不可

 

課題1 避難所では無事かどうかの確認に対応するため、避難してきた人を確認して名簿を作成します。まずはそのための受付を設置しましょう。

課題2 食料などの物資を受け取り、避難してきた人々に配らなければなりません。物資の配布場所を設置しましょう。

課題3 避難生活ができるように、体育館を区画に分けましょう。そのとき通路を必ず確保してください。

    避難者の年齢や性別、家族構成、怪我やアレルギー、障害の有無及び状態を記した36組分のカードを用いる。

課題4 避難所に備蓄されている物資は次のようなものがあります。

​  備蓄食料   : 200食分

  非常用飲料水 : 2Lペットボトル200本

  応急手当セット: 5セット

  毛布     : 200枚

  非常用発電機 : 2(ガソリン入り)2日分

 

 

★避難所の設営・運営において大切にすべきだと思うことはなんですか?

  このようなケースも考えられます

  • 日本語の会話が難しい外国の人がいます。どうすればいいでしょうか。
  • ホームレスの人(住所を持たない人)がいます。この避難所に受け入れますか?
  • 動物アレルギーのある赤ちゃんがいます。どうすればいいでしょうか。

 

  

 以上の災害規模 及び 状況を設定し、本校体育館の見取り図を印刷した大型のワークシートを用いて、各課題についてグループで意見を出し合い、避難所の運営について考えました。