令和7年6月25日(水)、1年生全員が大阪四季劇場にて劇団四季ミュージカル「ウィキッド」を鑑賞しました。この芸術鑑賞会は、「心に残る本当に良いもの、一生感動を覚えているものに出会うきっかけをつくる」という観点から実施しているものです。学校創立100年の記念事業として始まった行事ですが、内容が素晴らしく、記念事業終了後も毎年開催され、今年で7年目を迎えています。実施後の生徒のアンケートからも「感動を味わう体験ができた。」といった声が多く寄せられていました。

 

【生徒の感想】

 ステージの幕が上がると私の心はすぐにファンタジーの世界に引き込まれました。私は本当にファンタジーが大好きなので、舞台が始まり最初の歌を聞いただけで、オズの世界が今、現実に目の前に広がっているような気がして胸がいっぱいになりました。私は普段から音楽をよく聞くのですが、歌を聞いて感動して泣いたことは今まで特にありませんでした。でも、舞台の歌を聞いていると、悲しい曲というわけではないのになぜだか涙がでてきました。これが歌に感動して泣くということなんだな、としみじみ思いました。劇団四季の人達の歌や音楽は見ている人をこんなにもお話の世界に引き込み、感動を与える力があるのだなと感激しました。

 舞台のセットも細かくて舞台の世界に馴染んだ、すごく工夫の詰まっているものばかりでした。特に舞台の上に設置されていたドラゴンや、オズの大王が動かす大きな顔のロボットは、まるで生きているかのように生き生きとなめらかに動いていて、とてもびっくりしました。また、登場人物の服装も、はじめはグリンダが一番舞台で目立つように周りの人の服の彩度がグリンダの水色のドレスより低くなっていました。エメラルドシティではパンフレットにもあったように、動物の自由が失われていっているのを表すのに衣装に鳥の羽などが使われたりしていて、物語の展開が衣装にも表現されて素晴らしいと思いました。

 劇団四季のミュージカルはこの感想文では伝えきれないほどの素晴らしい魅力と感動であふれていました。いつかもう一度あの劇場に足を運びたいです。今回の芸術鑑賞会は私の中での一生の大切な思い出になりました。