令和4年11月22日(火)の午後から、2年生数理情報科で4コースに分かれて、校外研修・先端科学施設見学を行いました。見学先の各コース(約20名)は、

【Aコース:株式会社国際電気通信基礎技術研究所[ATR]】

【Bコース:(国研)情報通信研究機構[NICT]ユニバーサルコミュニケーション研究所】

【Cコース:(公財)地球環境産業技術研究機構[RITE]】

【Dコース:㈱島津製作所 基盤技術研究所】に訪問しました。

【Aコース:株式会社国際電気通信基礎技術研究所(ATR)の様子】

 はじめにATR設立の歴史や研究内容などの概要をご説明いただいた後、研究所内を案内していただきました。電波についての講義に続いて、外部からの電波を遮断する電波暗室の中で専門機器を扱ったり、研究所でつくられたアンドロイドと実際に会話したりしました。最後に、過去にメディアで紹介された研究内容についての映像とともに、研究の歴史とこれからの展望をご説明いただきました。いずれも普段の学校生活では体験できない貴重な経験であり、最先端技術についての知見を深めることができました。

 

 

【Bコース: 国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)の様子】

 国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)の事業であるユニバーサルコミュニケーション分野に関わる説明がありました。多言語コミュニケーション技術や社会知コミュニケーション技術、スマートデータ利活用基盤技術などについて、音声翻訳アプリ「VoiceTra」を活用をしながら説明していただきました。関連分野を研究する公的機関としては日本最大級のデータリソース、計算リソースを有しており、現在だけでなく今後の利活用についても紹介していただきました。

 

 

【Cコース: (公財)地球環境産業技術研究機構[RITE]の様子】

 地球温暖化問題について、CCS(Carbon dioxide Capture and Storage:二酸化炭素回収・貯留)に関わるCO2の分離・回収技術やCO2貯留技術、バイオリファイナリーによるCO2の利用など、さまざまな切り口でCO2削減について話をしていただきました。地球温暖化問題に関して、京都議定書などの経緯やCO2の状態変化についての実験などを交えてわかりやすく教えていただくとともに、普段目にすることができないような充実した研究施設を案内していただきました。

 

【Dコース:㈱島津製作所 基盤技術研究所の様子】  

 分析機器・計測機器・医療機器・産業機器・航空機器などの最先端の技術をもち、各種技術領域で研究・開発が行われています。今回は本年度開所された「Shimadzuみらい共創ラボ」で、ワークショップを通して開発者の考え方についてわかりやすく講義していただきました。その後、研究施設を案内していただきました。