令和6年度 台湾交流
台湾の高等学校とのオンライン交流 [令和6年6月12日(水)]
令和6年6月12日(水)に、「ES English」の授業で2年生の生徒(21名)が、台湾の台北市立内湖高級中学(日本の高等学校に相当)とGoogle Meetを活用したオンライン交流を実施しました。
国際的な共通目標であるSDGsに関連した“Gender Equality”をテーマとし、「学校でのジェンダーの平等について」、「女性議員と女性の人生について」、「メディアにおける性別の表象(女性らしさや男らしさ)の問題について」、「女性専用車両とレディースデイについて」のサブトピックスごとに、まずはグループ別に自国の調査研究に取り組みました。例えば、国会にしめる女性議員の占める具体的な数字を調べたり、これまで女性の働き方と生き方を良くしようと努めてきた女性活動家たちについてまとめました。当日は、英語でのスライドを用いた発表となるため、スクリプトについて本校ALTに添削を受けている生徒も見られました。
十分に準備期間が取れない中、難しいトピックについて英語で発表するということもあり、生徒たちの不安も大きかったようです。しかし、交流後のアンケートでは、今後も交流活動をしたいという声が多く寄せられました。プレゼンをする姿は真剣そのもので、参加した多数が「多くを学べた」、「楽しかった」、「ためになった」と回答しています。また、台湾と日本では台湾の方がジェンダーの平等指数が高く、熱心に活動に参加している人もいる、というような感想がありました。一方で、国は違えど、内湖高校の生徒さんたちも自分たちもジェンダーの平等ということについて深く考えた、という感想もありました。さらに、フリートークの時間では、お互いの趣味で盛り上がり、連絡先を交換するグループもありました。
その後も、英語でビデオ電話をしたり、メッセージを送りあったりするなど、学校の枠を超えて交流を楽しんでいるようです。当日、英語を母語としない者同士が交流をする場合、どうしても母語のアクセントが強く、お互いに聞き取りにくくなります。今回もそのような場面がありましたが、辛抱強く聞き返し、交流を成功させました。双方の生徒がお互いに刺激を与え合う良い機会になったようです。