第3学期 始業式式辞

 皆さん、おはようございます。そして、新年明けましてておめでとうございます。
 令和4年、2022年がスタートしました。
 昨年は、新型コロナに始まり、新型コロナに終わる1年間でした。10月から12月にかけては新型コロナウイルス感染症の新規感染者が減少し、本校では修学旅行を予定どおり実施することができました。しかし、現在、新型コロナの新規感染者が再び増加しています。また、本県でも、オミクロン株の市中感染が確認されるなど心配なところです。皆さんには、新型コロナの感染予防として手洗い、消毒と教室の換気の徹底をお願いします。学校がクラスターとならないために、寒い時期ですが、徹底をお願いします。

 このお正月、桜井市にあります安倍文殊院に初詣に行ってきました。安倍文殊院の本尊は「3人寄れば文殊の知恵」で有名な文殊菩薩です。
 「3人寄れば文殊の知恵」とは、3人集まって相談すれば知恵第一と言われる文殊菩薩にも劣らない、良い知恵が出るというたとえです。一人や二人で考えていてもなかなかうまくいかない場合でも、3人目の知恵や視点が加わることによって互いに刺激し合い、当初は思いもよらなかった発想が浮かんで、問題の解決につながることがあります。皆さんは「チーム生駒」という言葉を聞いたことがあると思います。本校の生徒・教職員、みんなが協力し合ってものごとに取り組み、成し遂げていく力、それが「チーム生駒」です。クラブ活動では、団体競技はもちろんですが、個人競技でも、みんなで取り組むことで、チームとして大きな力となります。学習も一緒です。クラス全員が良い雰囲気で授業に臨むことで、ともに学び合う環境をつくり、大きな成果を上げることができます。グループ学習では、他の人の意見を聞くことで新たな発想により考えを深めることができます。私たちは、様々な場面で、個人で取り組むよりもチームとして複数で取り組むことで大きな成果を得ることができます。皆さんには、周囲と人と協力し人の意見を聞くことで知恵を巡らせ大きな成果をあげてほしいと思います。

 それでは、今年、令和4年、2022年が皆さんに笑顔があふれる、すばらしい1年となることを祈って式辞とします。