令和3年度 第2学期終業式 式辞
第2学期終業式 式辞
みなさん、おはようございます。
令和3年度の2学期が本日で終わります。また、令和3年もまもなく終わります。今年は新型コロナに始まり、新型コロナで終わる1年となりそうです。12月に入り、県内では新規感染者がゼロの日が続き落ち着いていましたが、全国では新たにオミクロン株の感染者が少しずつ増えてきています。どうか、皆さん、これから年末年始の時期を迎えますが、感染予防の意識を常にもち、感染予防に努めてください。
今年、令和3年を振り返ると、大きな出来事として東京オリンピック・パラリンピックがありました。多くの日本人選手が活躍しました。その一人に水泳の池江璃花子選手がいます。池江選手は今年4月の競泳日本選手権女子100mバタフライ決勝で優勝しました。そして、池江選手が東京オリンピックの代表に内定した際の「努力は必ず報われる」という言葉は、皆さんも記憶しているところだと思います。
その「努力」に関して、皆さんにひとつの言葉を紹介したいと思います。
カナダの作家モンゴメリが書いた小説に「赤毛のアン」があります。読んだ人もいると思います。その「赤毛のアン」の中で、主人公のアンが試験が終わったあとの場面で次のように言います。
「一生懸命やって勝つことの次にいいのは、一生懸命やって負けること」
主人公のアンは、「私は最善を尽くした。『努力のよろこび』がわかった」と話し、「一生懸命やって勝つことの次にいいのは、一生懸命やって負けること」と言います。結果が全てではなく、自分がどれだけ努力したかが大切で、もちろん結果が良ければ一番良いのだけれども、一生懸命やること、やったと言えることが大事なんだということです。最善を尽くせば、結果がどうであろうと、後悔しないということです。
皆さんも、後悔しない日々を送るために、最善を尽くしてください。特に、これから入学試験に向かう3年生の皆さんは、今できる最善を尽くして毎日を過ごしてください。そうすれば、良い結果が出ることは間違いないと思います。そして、万が一、思うような結果が出なくても後悔することなく、その結果を受け入れることができることでしょう。
生駒高校には、「真面目に一生懸命頑張ることが格好いい」という良き校風があります。
3年生の皆さん、特に、これから受験を控えている皆さんは、一生懸命に頑張ったと言えるような毎日を過ごしましょう。進路が決まっている人も、それぞれの目標に向けて毎日を一生懸命に頑張ってください。
1年生、2年生の皆さんも、新年にしっかりとした目標を立て、一生懸命に取り組んでください。そして、後悔することのない毎日を送るようにしてください。
新しい年、令和4年、2022年が、皆さんにとって笑顔で過ごせる、充実した1年になりますように願っています。
来年1月7日の3学期始業式に、皆さんの元気な姿を見られることを楽しみにしています。