2018年12月 二学期終業式
【第二学期 終業式 式辞より】
先ほどは、多くの生徒諸君に賞状伝達を行い、壮行会を行うことができました。賞状をもらった人も残念ながら一歩及ばなかった人も多くの生駒高校生がそれぞれの場面で活躍し、結果を出してくれています。大変嬉しく、誇りに思います。
平成30年(2018年)もいよいよ終わろうとしています。皆さんにとって今年はどんな年だったでしょうか。「平成最後の」と最近よく耳にしますが、来年度は新元号になります。
平成最後の年はどんな年でしたか。1年生は、高校入試があり、大変な倍率のなか見事生駒高校に合格しました。あれから8ヶ月近く経ちましたが、合格時の感動を忘れずに抱いていた夢に向かって邁進してください。2年生は、中堅学年として学習、クラブ活動、学校行事に全力で取り組めたでしょうか。生駒高校の更なる発展に向け、あらゆることに全力で取り組んでください。3学期が終われば、最高学年になります。進路に向けてのウォーミングアップを始めてください。3年生は高校生活も残りわずかとなり、高校生活最後の締めくくりです。進路実現、卒業に向けて悔いの残らぬよう全力で取り組んでください。
これから言う言葉の共通点は何か、わかりますか。携帯電話・温水洗浄便座・テレビ電話・リニアモーターカー・電気自動車・缶コーヒー。どうですか、わかりますか。実は、1970年に開催された大阪万博で展示されたり、発表されたり、初登場したものです。今では、当たり前のように使って普及しているものが、たくさんあることに気付きます。
2025年に再度大阪で万博が開催されることに決定しましたが、どのような物が展示されるのか、今から楽しみでなりません。空飛ぶ自動車、自動運転車、人間に限りなく近いロボット、同時通訳機で世界の人と楽しく会話、そんなことは当たり前かもしれません。その頃、君たちは23歳~25歳位で、社会人として働き、活躍している人が多いでしょう。急激な変化に対応できる人間になってください。2020年には東京オリンピックパラリンピック、2025年に大阪万博、2027年にはリニア中央新幹線が東京~名古屋間で運行される予定です。若くて将来有望な君たちには、今のうちにしっかりと学力や知識を身に付け、これから訪れる未知の時代と自分の人生を楽しむとともに活躍の場を見つけてほしいと思います。来年の新元号が何になるのか、わかりませんが、きっと平成以上にグローバル化が進むでしょうし、IT、ICT化が進むでしょう。Cはコミュニケーションです。人と人、人と物の意思伝達が重視されつつあります。
1970年の万博は、「人類の進歩と調和」がテーマでした。人類は大きく進歩しましたが、調和はどうでしょうか。「自国中心」「自己中心」が大手をふって、調和が後退しているように思います。周囲と調和することはとても大切なことです。先ずは生駒高校の仲間としっかり調和し、コミュニケーションを取り合い、助け合い、仲良くしてもらいたい。調和やコミュニケーションをとる中に争いやいじめはありません。
2019年が、皆さんにとって実り多い、充実した年になりますように。良い年をお迎えください。1月7日の3学期始業式で皆さんの元気な顔と新年の抱負に輝いている姿を見られるのを楽しみにしています。
校長 森 田 茂