校長からのメッセージ 2019.3
奈良県立生駒高等学校長からのメッセージ
Message from Principal of Ikoma Senior High School
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【第3学期 終業式式辞より】
多くの生徒諸君に賞状伝達を行い、壮行会を行うことができました。賞状をもらった人も残念ながら一歩及ばなかった人も多くの生駒高校生がそれぞれの場面で活躍し、結果を出してくれています。大変嬉しく思います。よく頑張ってくれました。卒業式の予行の日に3年生の賞状伝達を行いましたが、12年間皆勤が1人、3年間皆勤が39人いました。合計40人、8人に1人が皆勤でした。生駒高校を愛し、一日も欠席・遅刻・早退なしで充実した高校生活を送ってくれました。
平成30年(2018年)度もいよいよあと10日ほどで終わろうとしています。新元号が発表されます。平成という元号も残すところ1ヶ月少しとなりました。平成の30年の間には、多くの自然災害が発生し、多くの尊い命が奪われました。命を大切にしてください。
去る3月1日には、この場から3年生が立派に巣立ってくれました。とても厳粛で感動的な卒業証書授与式でした。また、一昨日の18日には合格発表があり、本日合格者説明会が行われます。新しい年度に向けて、生駒高校も着実に歩みを進めています。
1年生の皆さんは、1年前の自分と重なる想いがあるのではないでしょうか。いよいよ高校生となるという喜びと夢や希望に溢れていたのではないでしょうか。4月になれば、中堅学年である2年生になり、新入生の先輩、クラブ活動の先輩となります。頼りがいのある良き先輩として新入生をしっかりと良い方向へ導いてあげてください。2年生は、最高学年の3年生になり、学習、クラブ活動、学校行事の全てにおいて総仕上げの学年になります。自分自身を磨き、生駒高校の更なる発展に向け、先生方と力を合わせ、あらゆることに全力で取り組んでもらいたいと思います。高校生活最後の締めくくりです。進路実現、卒業に向けて悔いの残らぬよう全力で取り組んでください。進路実現もクラブ活動の成果も1日でも早く取り掛かった人が有利になるのは間違いありません。
昨年の京都大学の英語の入試問題で「生兵法は、大けがの元」を英訳する問題が出されました。「生兵法」「大けが」で頭を抱えた受験生もいたようですが、最近の入試問題は英語の知識の前に国語力や他の教科の知識が問われる問題が多くなっています。記述力も問われます。いまみらい手帳やポートフォリオでしっかりと記述力を身に付けておきましょう。ちなみに先ほどの英訳は「生半可な知識に頼りすぎると大失敗する。ちょっとした知識は危険」で大丈夫。「A little learning is a dangerous thing.」となります。日本語を深く理解して言葉を噛み砕く。そのために日頃の読書の積み重ねが物を言う、と言うことになります。全ての教科の内容や手帳の記入、読書週間もみんな繋がっているのです。学校での教育活動で君たちの将来に無駄な物は一つもありません。
来年度が、皆さんや生駒高校にとって素晴らしい年度になることを願っています。
校長 森田 茂