【集団編成について】
○クラス編成
・中学部の基礎集団は、学年(年齢)で分けたクラス集団で編成する。
・学校生活の基礎集団であり、時間割の大半を占める「朝の会」「給食」「昼休み」「帰りの会」及び「ホームルーム」の指導をおこなう。
○学習グループ編成
・一人ひとりの発達や障害の状況を総合的に考察し、個々の発達課題に即した授業を展開できるように、学習グループの編成を検討し、Ⅰ~Ⅲに大きく分ける。この学習グループ編成を基礎にしながら、各教科それぞれに学習集団を編成する。その際、グループの枠にとらわれることなく一人一人の発達課題に合わせて、より適した集団で学習ができるように、グループの枠を超えて編成する場合もある。
・「国語・数学」学習グループの生徒のメンバーと、指導者を「生活」と固定する週時間割の編成を行い、「国語・数学」で学習した力を「生活」で活用できるよう教科間で連携を図る。 
・「生活」社会科的分野、理科的分野、家庭科的分野の学習を行い、生徒に効果的な経験の場を設定している。
・「美術」全員同じ時間帯で学習をしている。これにより発達課題別学習グループとは異なるグループ編成が可能となり、より実態に合ったグループ編成を行っている。
・「しごと」学部全生徒の縦割り集団による班編成を行い、「紙」「布・ねん土」「農園・リサイクル」の各班での作業学習を設定している。各年度ごとに作業内容をローテーションし、3年で全てを経験するように設定し、個々の生徒の課題に応じた学習ができるよう工夫する。
・「音体」音楽的要素と体育的要素を含み、学部全生徒で活動する。
 
【教科の指導及び教科等を合わせた指導について】 
○生徒の実態に合わせて、少人数のグループ編成を行い、教科学習を丁寧に取り組む。
○キャリア教育の視点を意識した授業作りを行い、学習評価に基づき、学部の学習内容を整理する。
○Ⅰグループについては、自立活動を中心とした教育課程を編成している。「からだ」では教師と個別の課題に取り組み、「おんがく」ではⅡグループの生徒と一緒に取り組む中で集団での活動を保証している。「びじゅつ」「せいかつ」は、Ⅱグループと連携し、その一部で一緒に取り組める内容を設定している。
○「ホームルーム」各クラスの生徒の実態や特性に応じて美術的分野、職業・家庭科的分野,理科的分野、社会科的分野の取り組みを行っている。行事や制作活動、校外学習、調理実習など学校生活におけるテーマに対して、各学年の応じた目標や個々の課題に合わせながら、学級の仲間と協力して取り組む授業としている。
○クラスを中心とした取り組み「朝の会」「給食」「昼休み」「帰りの会」
指導の目標・生活のリズムを整え、基本的な生活習慣、社会習慣を身につける。
・生徒同士の関わりを豊かにするとともに、集団生活への参加の態度を育てる。
・学習の場で蓄えられた力を、生活の場の中で生きた力として発揮させる。 
 
【特別活動等、総合的な学習の時間について】                  
○学年を中心とした取り組み 「総合的な学習の時間」(「性教育」、校外活動、交流及び共同学習),校外学習、進路学習
・命の大切さを感じて、自分の体の変化を肯定的にとらえ、他者への思いやりの気持ちを育てる。
・身近な社会の仕組みやルールを知り、社会参加する力や意欲を身につける。
・地域の学校との交流を通して、友だちとのふれあいを広げていく。
・集団行動における基本的態度を養う。
・卒業生が働いている職場見学を行い、将来の生活のイメージを作る。