今年度の人権講演会は、小児科医で国際医療ボランティア団体「ジャパンハート」の理事長として活躍されている吉岡春菜さんをお招きして、海外医療活動の現状や様々な取組について学びました。ジャパンハートは、医療が届かない場所で失われてゆく「命」を一つでも多くつなぎとめるために、寄付金を募り、ボランティアで無償の医療活動を行っている団体で、その活動は医療支援にとどまらず、現地での教育や自立支援、海外医療人材の育成、更には、日本国内においても小児がんと向き合う子どもたちへの応援活動など多岐にわたります。吉岡さんは、ご自身の中学・高校時代のお話、なぜ医師を目指し、国際医療ボランティア活動に興味をもってライフワークとして深くかかわるようになったのか、そして国際医療の現状と課題について、様々なエピソードや映像・データを示しながら丁寧にお話してくださいました。今日の吉岡さんのお話をきっかけに、 “Think Globally, Act Locally(国際的な視野で考え、今できることから始めよう)”の気持ちをもち、青翔生としてGlobal Science Leadersを目指して成長していってほしいです。