本校SGHアドバンストコースの生徒は、3月8日木曜日から3月15日木曜日の日程で、オーストラリアへ海外研修に行っています。
このページでは、海外研修中の生徒の活動の様子を掲載していきます。

1日目(3/8[木])

アドバンストコース3期生が関西国際空港からオーストラリア バイロンベイ への海外フィールドワークに出発しました。9日(金)の午後、交流校のバイロンベイ高校に到着します。生徒達の明るい表情が印象的でした。

 

 

2日目(3/9[金])

 私たちは、約六時間のフライトを終え、早朝五時にケアンズ国際空港に降り立ちました。自動化された入国手続き窓口を利用しましたが、コンピュータによる顔認証が成功しない人が数名おり、「結局有人窓口の方が早かった」との生徒の談でした。その後手荷物を受け取り、検疫申請を済ませて無事外へ!ついにオーストラリアの地に立つことができました。

  

 

その後、国内線乗り継ぎのため、まだ暗い中を歩き出すと、外はむせかえる気温と小雨…。南国らしい出迎えでした。乗継の飛行機が出発するまでは約三時間あり、食事をするもの、通信機器の充電をするもの、中には疲れた顔で眠りこける姿もちらほら…。

それでも、しっかりと時間になれば元気に立ち上がり、次にゴールドコースト空港におりたった時には、いよいよ始まるホームステイに向けて期待を膨らませていました。ゴールドコースト空港から乗車したバスの添乗員さんも、「みんな長旅で疲れているかと思ったんですが、BBHSまでの約一時間、誰も寝てませんでしたね」と感心していました。

 道中、天候も良くなり、いよいよBBHSに到着したときは快晴でした。バスを降りた私たちをホスト生徒の皆さんが待ち構えて駆け寄って歓迎してくれました!

「ホントに生徒たちは楽しみにしていましたよ。『もうすぐ?もうすぐ?』って授業中何回も聞かれました。」と、コーディネータを務めてくれているクリスティーナ先生のお話でした。飛行機の出発遅れから、保護者の方々もお待たせしてしまったのですが、ゆったりと和やかな雰囲気で私たちを歓迎してくれている気持ちがひしひしと伝わってきました。

体育館で校長先生のお話があり(「夜空を見上げて、南十字星を見てくださいね」、とのお話)

 いよいよホストファミリーとの対面となりました。最初は緊張していたものの、書類ですでに名前や家族構成をお互いに伝えてはいたこともあり、ほとんど初対面の生徒もすぐに打ち解け、仲良く写真に納まって、それぞれの家路につきました。

 

 生徒にとっては、いよいよこれからが研修のスタートです。しっかりと楽しみ、全身で感じ、学び、確かな成果を持って帰ることができるよう、何事にも臆せずチャレンジ、チャレンジ、チャレンジの精神で過ごしてくれることと期待しています。



 

3日目(3/10[土])

例年、土、日曜はホームステイ先で過ごす日程ですが、今年は土曜日に、希望する家族が集まってBBQをすることになりました。天気が良ければ、町でメインに次ぐビーチである〝Wategos Beach〟で開催する予定だったのですが、あいにくの小雨と風のため無理はせず、急遽場所を学校に移して開催されました。

   シェル型をしたBBHSの中庭に面した購買部横のスペースを使って、テキパキと準備をする先生方のフットワークにはとても感心させられました。Janine校長の二人のお子さんもはしゃいで走り回る中、まもなくホストファミリーと共に生徒たちが集まって、賑やかなBBQがはじまりました。学校は、パンやソーセージを提供。保護者の方々も、フルーツやサラダ、料理、デザートを持ち寄って、あっという間に食卓は豪華なバイキングのようになりました。ソーセージは本場の味。フルーツもとても甘くおいしくて、ついつい食べ過ぎてしまいそうでした。

  

「昨日は楽しんだ?」「ゆっくり眠れた?」と質問すると、本校生みんなが力強くうなずいていたのには感心させられました。とはいえ、一日ぶりに友達と会って、つい日本の生徒同士日本語で話してしまうシーンも?もちろんBBHSの生徒とも、昨日よりも一日分親密さが増し、英語での会話にも花を咲かせていました。「本屋に連れていってもらった!」「朝からサーフィンしてきた!」…etc。順調に個人ミッションもこなしてくれているようで何よりです。

 

校内はオープンで、まるで公園のように木や芝生が茂り、野生の鳥達が住み着いています。BBQの最中にも鳥を見かけました。

 

 

左:クロガオミツスイ(Noisy Miner)がテーブルのご飯を狙っています。

右:ヤブツカツクリ(Australian Brush- Turkey)が我が物顔に校内を闊歩します。

このほかに、日本の種類に見かけのよく似たカラスやカモメも沢山見かけることができました。

 食事を終えた生徒たちはそんな校内で元気よく、校舎を使って〝Hyde and Seek〟(途中から何故かタッチ鬼に)をしたり、芝生でサッカーをしたりして楽しんでいました。



 

4日目(3/11[日])

(この日は、それぞれの生徒がそれぞれのホストファミリーと終日過ごしました。)

 

5日目(3/12[月])


 

週末の思い出話を携えて、月曜日、生徒たちがBBHSに戻ってきました。今日から三日間、授業に入ったりしながらBBHSを体験する活動の始まりです。

初日の今日は、午前が日本語クラスで授業体験と交流を行います。ホストファミリーの生徒よりやや幼い7Degree(中学二年生に相当)の生徒たちに混じって、賑やかに活動に取り組みました。


 一時間目のテーマは「スキット」です。日本人の生徒は英語で、オーストラリアの生徒は日本語で、全員参加の短い会話劇をグループで演じます。2年生はちょうどグローバル英語でスキットの授業を行ったところでもあり、違和感なく授業に参加できていました。BBHSの生徒も、中学二年ながら、ブレインストーミングによるネタ出し、セリフをテキパキと色分けするなど協働型の学習に豊富な経験があるところを見せていました。

この生徒たちが、20年、30年先に、グローバルな舞台で出会い、再びこんな風に協力して世界の課題に取り組むことになるのかもしれませんね。

 

 二時間目は教室前の芝生で交流のパーティーを行いました。持ち寄ったお菓子やフルーツを食べながら、のんびりと交流です。BBHSの生徒はみんなとても明るく親切でびっくりするほどフレンドリーです。「時の流れを忘れるような…」というリゾートの広告ではありませんが、「ここにいると何か時間の流れが違うんですよ!」と力説している生徒もいました。異文化を肌で感じるひとときを過ごすことができたようです。

 

午後からはバスで移動し、近隣にある〝The Farm〟という持続的な開発(SD)をテーマに掲げた体験農場で、環境問題への取組、オーストラリアの歴史と自然、そして食の安全や社会の仕組みについて学ぶ、体験ツアーを実施しました。

 
 ようやくこの季節のオーストラリアらしい濃い青に晴れ上がってきた空の下で、ガイドさんの案内の下、広い農場を一つ一つ確かめながら歩きました。


 これはマカダミアナッツの森の中で、枝から落ちたナッツを拾って生で食べるため、石で固い殻を割ろうとしているところです。ハワイ…のイメージがあるマカダミアナッツですが、原産地はこのバイロンベイとゴールドコーストの間、つまりオーストラリア原産のナッツなのだそうです。

 鶏を抱かせてもらいました。鶏や豚は広々とした土地で、できる限りストレスなく育てることで抗生物質や成長ホルモンを投与しなくていいように、牛は穀物で太らせるのではなく牧草で育てるようにして、健康な肉や卵や乳を生産しているのだそうです。ガイドさんがしきりに〝Happy pig! Happy chicken!〟と繰り返していたのが印象的でした。そのあと、バスで再びBBHSに戻り、またそれぞれの家路につきました。

 その後は各自ホストファミリーと過ごしましたが、小さな町なので、教員が連れ立ってご飯を食べに行くと、必ず生徒の姿を見かけます。みんな楽しく、ホストファミリーに可愛がっていただいているようで、感謝しかありません。

 さて、ここにきてやや体調が気がかりだったり、ホストファミリーとの間で課題を抱える生徒が出てきてもいるようです。岩切先生から、SNSを通じて檄が飛ばされました。

トラブルに対しても、出来るところまで解決に向けてトライすることも勉強であること、どうしてもダメな時はフォローするから、まずはしっかりコミュニケーションを取りましょう、というアドバイスでした。

OO長いようで短いBBHSでの学習も、残すところあと二日です。明日の晩には、スーツケースの荷造りが始まります。


 

6日目(3/13[火])

昨日に続いて快晴となりました。今日はバイロンベイのランドマークである灯台見学に行く日なので、出会う先生たちが「いい天気で良かったね!」と声をかけてくれます。本当に、BBHSの皆さんのホスピタリティには驚かされます。

八時半。今日も生徒たちはホストブラザー&シスターと共に登校してきました。昨日よりもさらにリラックスした様子です。


 午前中は昨日と同じように日本語クラスの授業に参加しました。昨年日本にも来てくださったクリスティーナ先生の授業です。1時間目は自己紹介と交流パーティー。ペアを作ってお互いがお互いを紹介する活動で、英語の技能と共に、グローバル国語で取り組んだインタビュー&1分間スピーチの成果を生かしてくれたのではないでしょうか。


 この後はみんなで歌をうたって大盛り上がりでした。

二時間目はグループに分かれて、「日本の生徒から関心を持っている時事問題について聞き、話し合う」という活動でした。SFUの成果を生かして、高齢化の問題、ゴミ問題教育問題など、様々なテーマで話し合っていました。おもしろかったのは、教室が狭いので、半分のグループが外で話していたことです。木漏れ日の下や芝生の片隅で行われるセッションは、自然豊かなこの学校ならではの授業風景でした。


 
BBHSの時間割は、1時目(70分)、2時間目(50分)のあと、20分間のリセ(昼休み)に入ります。生徒は迎えに来たホストブラザー&シスターとろもに昼食をとって、午後の活動に備えます。ホストファミリーからランチを用意してもらっているせいともあれば、学校の購買を利用する生徒もあり、様々です。

そして午後、いよいよバスに乗ってライトハウス(灯台)見学に向かいます。


 

バイロンベイは古くは捕鯨の町でした。灯台の中に資料館があり、その頃の様子を知ることができます。

 

見学後は灯台の近くの散策路を10分ほど歩きました。あちこちに見晴らし台があり、素晴らしい眺めを楽しむことができました。BBHSの生徒にも、「灯台ってずいぶん来てないなー」という生徒もいれば「毎日ランニングしにくるよ!」という生徒もいて、人それぞれだなあと感じさせられました。

 

灯台の崖をおりたところで、アボリジニの現地ガイドDeltaさんから、アボリジニの文化、神話などを、体験を中心として教えていただきました。

「大地は私たちにとって母のようなものです。食べ物を与え、水を与え、住む所を与えてくれます…」からはじまったお話は、ダンスを体験したり、紐を作ったり、様々な道具や毛皮の実物に触れたりといった体験を中心にして、アボリジニの文化に丸ごと触れることができるような、とても興味深いものでした。

(伝統的なリズムに合わせてカンガルーのポーズで踊る生徒たち)

 

説明は約1時間半にも及びましたが、それが短く感じられたくらい、興味深いレクチャーでした。時間をオーバーして帰りのバスに間に合わなかった生徒も。

こうして充実したBBHS二日目の研修も終わり、学校に戻りました。明日はいよいよBBHSでの最終日、生徒だけでなく、お世話になったホストファミリーの方たちも交えて、畝高生によるプレゼンテーションを行う日です。ホストブラザー&シスターとのお別れ、そしてオーストラリアとの別れもだんだんと近づいてきました。「クリスティーナ先生から『ホームシックになっている生徒はいませんか?』って聞かれたけど大丈夫?」「えー全然ですよ!」…だそうです。そんな風に日に日に逞しさを増す生徒たちを頼もしく思いながら、明日を楽しみにしています。

 

7日目(3/14[水])

 ついに研修も最後の日を迎え、バイロンベイを発つ日となりました。青空の下、今回の研修で一番盛りだくさんで一番忙しい大変な一日の始まりです。 

一時間目、日本を発つときに準備してきたプレゼンテーションを発表しました。全てのプレゼンテーションを行えるようにとの配慮から、質問や感想は紙にまとめていただきました。本当に最初から最後まで、BBHSの先生には細やかに配慮していただきました。
生徒たちはそれぞれの課題と主張をシンプルにプレゼンテーションしました。

 
 期末テスト、事前受験と旅行準備の合間を縫って作成した発表は、正直まだ完成度が十分とは言えない状況でしたが、厳しい条件の中でも主張をまとめ問題提起する気持ちは、BBHSの生徒にも伝わったと思います。未来創造会議に向けて発表の完成度を高め、BBHSにお礼の報告をしたいですね。

時間内に全ての発表を終え、水曜の二時間目はAssembly(全校集会)です。ここで壇上に上げていただいて紹介を受けると、なんと担当のクリスティーナ先生から一人一人に終了証が手渡されました。短い間とはいえ、BBHSで一緒に学んだ日々を形にして手渡してもらったことは、とてもうれしく誇らしいものでした!


 
 そのあとリセを挟んで、懐かしのD5教室…月曜一時間目、初めて足を踏み入れたBBHSの教室とその前庭で、Farewell Party(さよならパーティー)が開かれました。
 


最後のHRでは、ホストブラザー&シスターから手書きのメッセージカードが手渡され、思わず涙する場面も。
 

 クリスティーナ先生は最後に畝高生一人一人の顔を見て名前で呼び掛けながら、個人ミッションの成果について質問してくださいました。本当にこの学校でクラスの一員として迎え入れられていたと感じられた瞬間でした。

こうしてついにバイロンベイを離れた私たちは、翌朝一番の飛行機に乗るために、バスで約一時間離れたゴールドコーストに向かいました。そして宿舎に入る前に、今回の研修最後の訪問先であるCurrumbin Wildlife Sanctuaryを訪れました。

もともとは傷ついた野鳥の保護施設からスタートしたこの場所は、カンガルー、コアラなどオーストラリアを象徴する動物たちと気軽に触れ合えることで人気の動物園であると共に、今もなお傷ついた動物を保護し野生への復帰をサポートする社会的な意義をもつ施設です。近隣の学校の子どもたちは、ここで動物との触れ合いや環境保護について学びます。今回は短い時間ながら、職員の方に案内をお願いして見学(バックヤードツアー)を実施していただきました。
 
 

こうして最後の研修を終え、宿舎に到着しました。

 (今日の宿舎Novotel Surfers Paradiseから海岸を望む)

夕ご飯で、生徒たちは興奮気味に、ホームステイでの経験や感想を交換していました。今回の研修で本当に色々なことを学んでくれたようです。が、明日は四時起きです。興奮して寝付けず体調を崩したりしないよう、最後まで気を抜かずに行きましょう。