10月26日(水)、京都大学大学院情報学研究科の樋田智美先生をお迎えして、京都大学 学びコーディネーターによる出前授業を、「課題研究α」の選択生徒が受講しました。

 「理系?文系?」というテーマで、樋田先生が取り組まれている研究テーマに関するお話や、高校の教員として実際に現場に入って指導する中で体験されたことについて伺いました。

 樋田先生は認知神経科学といわれる分野の研究に携わっておられ、言語と音楽が脳に与える影響やその測定方法・分析方法について、本校生にもわかるようにお話ししていただきました。

 音楽は本校生にもなじみ深いものですが、音楽が脳と関わって研究テーマとなるには、脳波を解析したりアンケートを実施したりという研究手法が高校生では簡単に着手できないものもあり、研究者としての経験の幅を感じました。

 また、プレゼンテーションに関するお話では、プレゼンテーションの細かい技術やプレゼンテーションに対しての気持ちなど活用できる情報をたくさんいただきました。

 課題研究のテーマ決定や進め方についてもいくつかの示唆をいただき、今後課題研究を進めていくうえで生徒たちが疑問や不安を解決するのに役立ちそうでした。

 授業後の質疑応答では生徒からさまざまな質問が出ましたが、どの質問にも丁寧にお答えいただき、生徒たちもとても満足した様子が伺えました。

 

 畝傍高校では、学校内の授業だけで教育が完遂するわけではなく、学校外のさまざまな機関・人材からあらゆる機会を通じて学ぶために、このような学習の場を設けております。