2018年(平成30年)6月28日(木)、育友会の皆さんが生徒昇降口に七夕の短冊飾り用の竹を設置してくださいました。
 七夕の習慣は、奈良時代に中国から伝えられたといいます。江戸時代には、ほかの四つの節句とともに五節句の一つとして、公的行事として扱われました。この時に、芸事の上達を願って、短冊に願い事を書いて結ぶ習慣が広まり、それが今に至っているようです。この風習は日本独自のもので、発祥地である中国、同じように七夕が伝わった台湾や韓国、ベトナムなどにはありません。外来の文化を受け入れ、それを独自に吸収・加工してきた、日本ならではの伝統的な行事として定着しています。
 育友会の皆さんの粋な計らいにより、こうして伝統文化に触れる機会を与えていただきました。早速下校する際に、この笹飾りに願い事を書いて結ぶ人がたくさんいました。願いは叶うに越したことはありませんが、叶ってしまえば、叶うのを待つ楽しみがなくなります。待つことの楽しみや、叶えるための努力もまた、「願い」の持つ大きな力なのかもしれません。
 さて、生徒の皆さん、願いを書くとき、願いを結びつけるとき、人の願いを読むとき、何を思いますか。少し立ち止まり、翻って考えてみてほしいことがあります。それは、これを設置してくださった育友会の皆さんの、つまり、あなた方の保護者の皆さんの願いです。その願いを素直な心で受け止め、感謝し、応えてもらいたいと願うのが、私たち教職員の願いです。

さっそくたくさんの願いが揺れていました 願いが満開になりそうです 願いは叶うのを待つのもたのしみです
背伸びしてでも叶えたい・・・ 地震きませんように 本当にそうですね 消防絶対合格 まず人事を尽くすこと