1. 校 章

     校名・校章の由来

 

 本校は東方に高円山を望み、その北に春日山が連なる位置にある。校地はこの高円山麓の傾斜地にあり、造成時の発掘調査による出土遺物と遺構から、高円離宮跡ではないかと推定されている。

校名はこれらに因んで『高円』とした。

 なお、この地は古来から萩の名所とされ、付近一帯の情景を詠んだ歌が万葉集・新古今集に数多くある。また、高円山、春日山の二つの山に対して、西に大阪府と境をなす生駒山が遠望できる。

校章は、この三つの山と萩を配して図案化したものである。

萩の葉片の9枚は、県立普通高校として第9高等学校であることを示し、中央の「高」の形は、奈良にふさわしい五重塔をイメージするものとした。

 

 

2. 校 訓

  自   律 ・・・ 自己を高めるため、自らの行いを自分の立てた規範によって厳しく律し強い意志と努力で責任をもって正しく生きる人間を目指す。
  高   志 ・・・ 高い理想をかかげて、意欲的に学習に励み、心身共に調和のとれた高潔な人格を形成して将来の雄飛を目指す。
  創   造 ・・・ 知的、物的両面にわたって絶えず創意工夫に努め、豊かな感性と洞察力とを養い、自己の将来を創造していく活動的な人間を目指す。

 

3. 校 歌

  1. 高円山に  こだまする
   歓呼の声よ  若人の
   学び舎白く  輝ける
   ともに励まん  手をとりて
   心にちかい  よろこびを
   この歌声を  たからかに
   この歌声を  高円高校
  2. 誰が吹く笛ぞ  萩の丘
   語らう友と  あくがれを
   学びの窓に  育みて
   怒とうの原に  漕ぎ出でん
   虚空に光る  黙示あり
   ここに学ばん  すこやかに
   ここに学ばん  高円高校
  3. 高き理想を  掲げつつ
   風さわやかに  青空を
   まぶたに浮かべ  拓く道
   学友ら競はん  創造と
   ここに築かん  伝統を
   この輝ける  我が母校
   この輝ける  高円高校