令和5年1月20日(金)音楽科「演奏研究」授業にて、作曲家・指揮者の高昌帥先生(大阪音楽大学・大阪音楽大学短期大学部副学長)をお招きし「合奏講習会」を実施しました。

音楽科では授業の一環として「大学教員による公開レッスン」や「講習会」等を実施し、確かな技術や豊かな表現力の育成に繋げています。

高昌帥先生は、吹奏楽の分野に積極的に作品を提供する傍ら、全国各地で、学生はもちろん、吹奏楽指導者に向けた多数の講習会を実施なさっています。

今回は、高先生作曲、2018年度吹奏楽コンクール課題曲Ⅲ「吹奏楽のためのワルツ」と、2002年度吹奏楽コンクール課題曲Ⅰ「吹奏楽のためのラメント」を題材に、本校管弦打楽器専攻生徒を退場に合奏指導をお願いしました。

楽曲の分析の他、1つの楽語を取り上げ「より的確な表現に繋がる言葉を探すため、辞典で1ページ1ページ探した。」という、作曲中のエピソードもお話しいただきました。

高先生の授業を受講した生徒は「先生のご指導のおかげで、合奏中、自分たちの演奏がどんどん上手くなっていくことを実感し、楽しい気持ちになった。」「作曲者ご本人に指揮していただくことで、曲の情景や、作曲者の意図を直接感じることができた。」と振り返っていました。

本校音楽科は、高先生に、来年度から定期的にご指導いただくこととなりました。このご縁を大切にし、今後も、音楽の専門家に必要な基礎的能力の伸長に繋がる教育活動を目指します。

 

♪授業風景