第1学期の終業式等を行いました。

 7月20日(水)、新型コロナウイルス感染拡大防止、および熱中症防止対策のため、各クラスルームにて放送での終業式となりました。

 まず終業式に先立ち、表彰伝達式と壮行式が行われました。
1学期の各部活動の大会の表彰や、インターハイや近畿大会などに出場する多数の生徒が校長先生の激励を受けました。
また、インターハイに出場するバドミントン部キャプテンが壮行式代表の挨拶を行いました。

 続いて終業式が行われ、校長先生が式辞で、オレゴン世界陸上男子100m決勝でサニブラウン・アブデル・ハキーム選手の7位入賞や
大リーグのエンゼルス大谷翔平選手の活躍を例に挙げられ、特に大谷選手は、高校1年生の時に目標達成シートを作成し、
「8球団からのドラフト1位指名」の夢を叶えるために、81の目標を書き込んだことを話されました。
目標を書き込むことで、
(1)目標が明確になる
(2)これまで気付かなかった新しいアイデアを生み出せる
(3)目標達成までの具体的なプロセスを可視化できる
(4)煩雑になりがちな思考を整理できる
というメリットがあり、この夏休みはそれぞれの目標が達成できるように、そのような行動してほしいと述べられました。

 また、各学年ごとに向けて、以下のようなメッセージを発信されました。

第1学年
 高校の授業は、自分で学ぶことを前提としています。
まずは、今までの自分の生活のリズムのどこに、ほころびがあったのかを見い出し、
夏休みの課題をやることで、新たな自分のリズムをつかむことができます。
夏休みの課題を単にこなすだけではなく、自分のリズムをつくりだす機会にも使ってほしい。

第2学年
 2学期には体育祭、修学旅行があり、また部活では中心となる学年です。高校時代の華を咲かせるのが2年生の2学期かもしれません。
その2学期を、余裕を持って楽しむために、この夏休みは、学力の充実と自分の将来についてじっくり考えることに時間を使ってほしい。
将来の設計図をおおよそで良いから完成させ、いつまでに、どこまで学力を伸ばしておくのか、見通しをたて、努力を始めてほしい。

第3学年
 ここからはいよいよ、息の長い闘いが始まります。受験はまさに自分との闘いです。
「楽な方に流れそうになる自分」、「ついスマホに手が伸びそうになる自分」、そんな自分との闘いです。
目標に向かって頑張りきること、諦めない決意こそが大事です。
受験は、孤独な戦いであり個人戦であるが、受験勉強は団体戦に例えられることもあります。
辛い時、みんなと力を合わせて乗り切れるということがあります。
皆が目標を高くもち、安きに流れなければ、皆で戦っていけます。
何年か後の同窓会で、「あの時が一番、勉強したよね。」と言えるようにしてほしい。