課題研究は「総合的な学習の時間」を発展的に活用する形で実施し、プレゼンテーション、活動報告書の作成および、そこに至るまでの活動状況等を総合的に判断して評価します。
1年次の学校設定科目の授業をふまえて、2年次には「課題研究Ⅰ」でグループ研究に取り組み、その研究成果を「地域フォーラム」で発表しています。2015年度には、研究活動の充実を図るため、1年生の3学期から「課題研究Ⅰ」を開始するようにカリキュラムを一部変更しました。3年次には「課題研究Ⅱ」で個人研究に取り組み、地域創生コースの3年間の活動成果の総まとめとして『高校生の視点からの提言論文集』を作成しています。

 

2年

○「課題研究Ⅰ」(2単位・必履修)
(目標)これからの社会人に求められる「生きる力」を育成することを目的として「アクティブ・ラーニング」に取り組みます。この活動を通じて主体的に考える力、メンバーが協力して一つのことを成し遂げる協働の力、課題解決の方策を提言する発想力やプレゼンテーション能力などの育成を図ります。
(内容)6つ程度のグループに分かれ、本校周辺地域(奈良市六条地区)を基本フィールドとして(一部は奈良市域、県内の他地域をフィールドとすることも含めて)、地域社会が抱える様々な課題の発見と、その解決策の提言発表に取り組みます。
グループ毎にテーマを設定して研究に取り組むが、地域創生の観点から、「地域社会の活性化」「安心・安全なまちづくり」「福祉的活動の課題」「環境保全に関わる諸問題」「奈良の観光活性化」などに関係するテーマを設定するよう指導しています。
○「地域フォーラム」(校内発表会:2時間、校外向け発表会:3時間)
(目標)「課題研究Ⅰ」の成果を、地域住民や保護者、研究対象とした関係諸機関、本校教育に賛同いただいている関係諸機関等の方々に向けて発信する機会として「地域フォーラム」を開催しています。またそれに先立ち、地域創生コース以外の生徒や教職員に向けて発表する機会として「プレ・フォーラム(校内発表会)」も開催しています。これらを通じて、生徒自身に活動成果を確認させるとともに、いただいた助言や意見等を謙虚に受けとめて、個々の能力向上につなげています。
(内容)2018年度は、11月末に「プレ・フォーラム(校内発表会)」、3学期の2月上旬に「地域フォーラム(校外向け発表会)」を開催する予定です。最近の研究テーマは以下の通りです。(今年度のテーマは、後日、別に掲載します。)


<2015年度>
①「マチオモイ帖について ~六条のつながり~」
②「六条地区の道路環境改善について ~西ノ京駅から西の京高校まで~」
③「奈良町の活性化 ~奈良町の魅力を伝えていくために~」
④「中和地域の観光活性化を考える ~アプリを活用した観光振興を目指して~」
⑤「大亀谷国有林 ~国有林活性化へ~」
⑥「空き家の活用 ~奈良県の現状を見る~」
⑦「西の京高校周辺地域の防災について ~防災意識の向上へ向けて~」


<2016年度> 
①「子どもが安全に暮らせる町 ~六条地区の安心できる環境に向けて~」  
②「六条地区の交通 ~事故を未然に防ぐために~」 
③「ひまわり隊 ~異世代間交流を目指して~」 
④「明日香村の観光について ~自然豊かな村~」 
⑤「奈良市の観光  ~思いやりの街NARA~」 
⑥「大亀谷国有林の整備について ~地域住民とともに創る自然公園~」 
⑦「人と人とのつながり ~有縁の地域を目指して~」 
 

  <2017年度>

 ①「西の京高校通学路における課題と改善策 ~安全な通学を実現するために~」

 ②「大亀谷国有林 ~地域住民と作る憩いの場~」

 ③「有縁のすみかと地域のつながり ~広げよう、有縁の輪~」

 ④「観光のバリアフリー化 ~車いすでも快適に観光~」

 ⑤「私達ができること ーfor燈花会 ~外国人観光客への対応とろうそくの再利用~」

 ⑥「奈良を満喫してもらうために… ~ごみ箱のあり方について~」 

 

3年

○「課題研究Ⅱ」(2単位・必履修)
(目標)これからの社会人に求められる「生きる力」を養成することを目的として「アクティブ・ラーニング」に取り組みます。この活動を通じて主体的に考える力、情報を収集・整理する力、フィールドワークに積極的に取り組む行動力、課題解決の方策を提言する発想力や文章表現の能力などの育成を図ります。
(内容)2年次のグループ研究を深化させたり、新たなテーマを設定したりして個人研究に取り組みます。何人かで同一の大きなテーマに取り組む場合もありますが、提言論文としてまとめる際には、別々の小テーマ(サブ・テーマ)を設定して、視点を変えた論文とするよう指導しています。2学期後半には指導教員の添削を受け、12月末までに論文原稿を提出して、3学期には『高校生の視点からの提言論文集』として製本化します。