平成30年7月3日(火)から、第2学年10クラスが九州方面へ修学旅行に行ってきました。

 

 初日は新幹線で2クラスずつ5カ所の民泊地へと向かい、それぞれの民泊先で受け入れていただいた家庭で様々な体験活動を行いました。ただ、台風の影響で民泊先が急遽変更になったり、体験活動も変更されたりすることもありましたが、受け入れ家族の人々と多くのふれあいがあり、最後は別れ惜しい中での離村式となりました。

 2日目以降は、修学旅行委員を中心に検討したクラス独自の体験活動や観光地巡りを行いました。天候に恵まれたクラスもありましたが台風の後で川が増水しラフティングが実施できなかったり、マリンスポーツもできなかったりしたクラスもあり、代わりの体験活動を行いました。夜にはクラスで企画したレクリエーションも行いました。多くの体験やクラスメイトとの交わりの中で、普段の学校生活では為し得ないような貴重な経験をし、どの生徒も成長してくれたことと思います。

 7月6日(金)、本来3泊4日の予定で最終日を迎えるところでしたが、このとき中国・四国地方を記録的豪雨が襲っており、新幹線が運休となって博多駅で全10クラスが足止めされることとなりました。旅行社が迅速に対応しバスとホテルの手配をして、この日は急遽2カ所に分かれて全生徒がホテルで宿泊しました。次の日も帰路に着くべく、新幹線の運転再開を期待して博多駅周辺で待機していましたがそれも果たせず、他の交通手段での移動方法も模索しましたが可能なものがなく、さらにもう1泊、別のホテルで宿泊することになりました。

 予定より2日後の7月8日(日)、朝から新幹線が通常通りの運行となり、皆がほっとして帰路につくことができました。夕方、全員が無事に元気に奈良に帰って来ることができました。

 2日間の延泊となる中、保護者の方をはじめ多くの方にご心配をおかけしました。また、この間、生徒たちにおいても予定通り行かない苛立ちや不安を抱えていた者も多かったと思います。しかし、数十年に一度の大災害であったにもかかわらず、教職員をはじめ旅行社の方々の尽力により、何とか安全に最後まで修学旅行を無事に終えることができました。皆さん、ありがとうございました。