校長あいさつ

奈良県立奈良高等学校 校長 中野善久

 

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 本校は、大正13年に開校された奈良県立奈良中学校を前身とし、「自主創造」の校風のもと、自由で豊かな学びを創造する高等学校として95年にわたる歴史を刻んでまいりました。校舎の中庭である「竪義の庭」には、ラファエロの「アテネの学堂」をモチーフにしたプラトンとアリストテレスの師弟像があり、本校のリベラルで文化的な校風の象徴となっています。また、スーパーサイエンスハイスクールとして16年目を迎え、大学や研究機関との連携や海外研修等を通して国際的視野を有する科学分野のリーダーの育成を目指す教育活動にも取り組んでいるところです。
 入学式で新入生360名を迎え、全校生徒1119名で本年度をスタートしました。現在、1・2年生は城内学舎で、3年生は法蓮学舎で分かれて学んでいます。2学期には全員揃って法蓮学舎で学ぶことになりますが、これから3年間、仮設校舎を中心にして学ぶことになります。生徒たちは「自主創造」の精神と前向きな発想でこれまで同様、勉強や学校行事、部活動に懸命に取り組み、充実感のある学校生活を送っています。校舎が分かれても奈良高校の一体感は健在であり、生徒たちはそれぞれの学校生活を創造性豊かなものに高めていると自信をもってお伝えすることができます。皆様には大変ご心配をおかけしておりますが、生徒たちの充実した学校生活に向けて深い御理解と御支援を賜りますことをお願い申し上げます。
 Society5.0と呼ばれる新たな時代の到来で、本校教育においても更なる視点が求められる時を迎えております。これからの生徒には、よりグローバルな視点をもって多様な人々と協働しながら持続可能な社会の構築に寄与していく人材に成長してほしいと思います。そのためにも本校での学びを地球規模で物事を考える高い見識に発展させていく必要があります。例えば、現在のシンガポールやイギリスでの研修の他、単位制の特性を生かして文系・理系の枠を超えた幅広い学びを通して総合力を高めること、探究活動において深い思考力と的確な判断力を育成することなどの、これまでの実績を踏まえながら新たな時代に対応した教育活動を展開させていきます。
 しかしながら、教育の本質を考えると、やはり「心」の教育に帰着します―私たち教職員は、これからも生徒への思い・関わりを大切にする「心」で生徒の「心」を育てていきます。そして、生徒の「心」が、「思いやりの心」、「未来に向かう心」、「学びに向かう心」などの自律的な行動に結びつく「心」に育つことを願っています。生徒の内面が「自主創造」の精神で満ち溢れ、笑顔が輝く学校生活を実現させるとともに、高校での学びがその後の人生の方向性を示唆し、貴重な財産となることを深く受け止め、教職員一同、全力で教育活動を進めてまいります。

 

     平成31年4月 
          中 野 善 久

 

 

平成31年4月