挑戦を可能にする環境を整える

相知校長奈良県立橿原高等学校長 相知美佐

 校長の相知美佐です。平成31年4月に奈良県立橿原高等学校の第17代校長として着任しました。

 「畝傍の山の緑萌え 千余の墳(おか)に囲まれて」という歌詞ではじまる校歌のとおり、本校は、万葉集にも詠まれている大和三山のひとつ畝傍山を北東に望み、国の史跡に指定されている新沢千塚古墳群に隣接する、自然と歴史に恵まれた地に立地しています。

 昭和50年の創立以来、「克己」というシンプルで強く美しい校訓のもと、易きに流されることのない、強い精神をもつ生徒を育てるべく教育活動を推進し、1万5千人を超える卒業生を送り出してきました。

 今年度からは重点目標を「挑戦」とし、「何度だって、また、やればいい。」というスローガンを添えています。未来は、広く、大きく、可能性は無限大なのですから、思う存分挑戦して、なんでも吸収して欲しいと思っています。

 特に、目標をかなえる自分になるために、失敗も成長の通過点であること、経験はポジティブに生かすことを強調しています。たとえ、うまくいかないことがあっても「これは自分が変わる、成長するプロセスの最中だ」と捉えることができる能力が大切です。経験をポジティブに生かして、次につなげる力をつけることを、校訓「克己」は導いています。

 また、同時に、学校全体で「挑戦」を可能にする環境を大切にすることを心がけています。高校生として、自分の挑戦する気持ちに加え、環境を整える努力が能力を養います。単に生活環境だけではなく、自分を取り巻く「人」も環境であると認識して、敬愛の精神、礼儀作法、思いやり、助け合い、支援を積極的に活用することも重点目標の「挑戦」の言葉に込めています。

 今年度、創立45年目となります。生徒・保護者の皆様はもとより、地域の皆様からも信頼され、期待に応えることができるよう、教職員一丸となり、全力で教育に当たって参ります。どうぞ引き続き本校の教育活動にご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。