令和5年度に各学年で実施した国際理解教育に関する取組について、以下にまとめて紹介します。

1学期:ALT Jenny先生との放課後Speaking Session “English Time”(3回実施)

              

    有志の生徒たちが参加し、英語で様々なトピックの会話を行いました。

            次年度も現ALTのMaritza先生と実施する予定です。

2学期:1年生

    9月27日(水) 16:00~17:00 台湾交流校とのオンライン交流

         

台湾交流校『桃園農工高級中等学校』とのオンライン交流を1年生の希望者対象で放課後に行いました。スライドを使って、学校生活について英語で紹介し合った後にブレイクアウトルームを使って、少人数でセッションを行いました。あっという間に打ち解けて、会話を楽しむことができました。

           10月25日(水) 5・6限目 JICA海外研修員との交流プログラム

             

8名の研修員の方々とJICA日本人スタッフの方をお迎えし、5時間目には体育館で1年生全員でAll in Englishでのセッションを行いました。生徒司会による歓迎セレモニーの後、JICAスタッフの方からJICAの活動について紹介していただきました。その後、それぞれの母国語での挨拶の仕方を教えていただき、全員で練習しました。6限目は教室に戻り、それぞれ1名の研修員の方と交流をしました。橿高生からは奈良や日本の紹介、学校紹介などを行いました。研修員の皆さんからは、各国の文化や産業など、幅広い内容について教えていただきました。放課後には有志生徒の案内で部活動体験を行いました。即興での会話となりましたが、生徒たちは一生懸命に英語で説明をすることができました。研修員の皆さんからは「橿原高校での交流は日本滞在の中での一番の思い出です。」と感想を頂きました。

JICAのホームページでも紹介されています。https://www.jica.go.jp/Resource/kansai/enterprise/kaihatsu/kouryu/report/231025.html

    

     11月1日(水) 終日 台湾交流校桃園農工高級中等学校訪日団受け入れ

      

交流校から20名の高校生と2名の先生方が来校されました。共通語として英語を使いながら、生徒同士で交流しました。1限目には1年生全員での歓迎セレモニーを行い、2限目から4限目までは各クラスに分かれて一緒に授業を受けました。また、お昼には教室で一緒にお弁当を食べました。高校生同志、笑顔で交流が進みました。放課後には、有志生徒の案内で部活動体験を行いました。茶道、書道、剣道、日本拳法、弓道といった部活動を見学し、日本文化の一端に触れてもらうことができました。来年度12月には2年生の台湾研修旅行が予定されています。名残を惜しみながら、「また来年会いましょう」と見送りました。

 

11月8日(水) 6限目 国際理解講演会

QQ English株式会社からシャルマ・ボニー・仁さん(実は本校教員の大学時代からの親友)をお招きして、国際理解講演会を実施しました。DS(進路探究)とも連携し、これからの社会においてどんな力が求められるのか、どんなように進路選択をしていけばよいのかについて、ご自身のこれまでのご経験も踏まえながら熱く講演してくださいました。心に響くメッセージをたくさんいただき、思い出に残る講演会となりました。

     11月24日(金) 16:00~17:00 ウクライナ高校生とのオンライン交流

ALTのMaritza先生は以前にウクライナで3年間英語を教えていた経験があり、ウクライナ高校生とのオンライン交流が実現しました。現地の高校生からの学校紹介や日々の話を聞いていると、一日も早く戦争が終わることを願わずにはいられませんでした。その後、1年生の英語コミュニケーションの授業でウクライナ高校生に手紙を書き、メールで送りました。後日、ウクライナ高校生からも返信がありました。

2年生

     10月14日(水) 5・6限目 国際文化セミナー

            

海外からの留学生8名が来校し、体育館でオリエンテーションを行った後、各教室に分かれて、留学生とのセッションを行いました。それぞれの母国紹介の後、クイズ形式で各国についての学びを深めました。「Mistakes are OK!」を合い言葉に、積極的にクイズに挑戦しました。

3学期:1年生 

            2月7日(水) 奈良TIME英語プレゼンテーション交流会(中高連携事業)

          

2学期から総合的な探究の時間で進めてきた奈良TIMEの探究内容を、グループごとに英語でプレゼンテーションしました。今年度から始まった中高連携事業の一環として、橿原市立光陽中学校から1年生を招きました。中学1年生は手書きの橿原市紹介ポスターを使って、おすすめスポットを英語で紹介してくれました。高校1年生は中学生にも理解しやすいように英語の表現を工夫したり、スライドの視覚資料を活用したりして、興味を持てるような発表を作り上げました。橿原市長や橿原市教育委員会教育長を始め、多くの来賓の方々が来校され、緊張しながらも中高生の熱のこもった英語プレゼンテーション交流会となりました。今回の探究は奈良の課題をSDGs的視点で取り上げ、その現状分析と課題に対する解決策を提案するというテーマでした。来年度は世界に目を向け、世界的課題について探究し、さらに詳しい英語プレゼンテーションに挑戦する予定です。