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校長からのメッセージ 2018.7

 

奈良県立生駒高等学校長からのメッセージ

Message from Principal of Ikoma Senior High School


ようこそ、生駒高校のホームページへ

奈良県立生駒高等学校のホームページをご覧いただきまして、誠にありがとうございます。

【第1学期終業式 式辞より】

 式辞の前に、この度の西日本豪雨災害により多くの方々がお亡くなりになられました。皆さんとともにご冥福をお祈りしたいと思います。また、今なお安否不明の方がおられます。一刻も早く無事に発見・救出されますように祈ります。

 新年度も3分の1が過ぎ、今日で1学期が終わります。壮行会で伝えたとおり、部活動で多くの仲間が活躍し、結果を残してくれました。よく頑張ってくれました。ありがとう。

 1学期、皆さんは目標を持ってスタートしましたか。学校生活は充実していましたか。悔いのない高校生活を送れましたか。1学期の終わりを機に振り返ってください。
明日から夏期休業に入ります。進学講座等がありますが、比較的自由に使える時間が増えます。自分の意志の強さや「生駒プレミアム」が問われるときであり、過ごし方・取り組み方で大きく差がつく期間です。具体的な目標を持って有意義な夏休みにしてください。自ら考え、主体的に行動できるか真価が問われる時です。

 昔話の浦島太郎の話は、皆さんよく知っていると思います。助けた亀に連れられ「竜宮」に行き乙姫様からもらった玉手箱を開けるとお年寄りになってしまうという話です。宇宙にも「りゅうぐう」があって太陽の周りを回っている小惑星です。地球から約3億キロ離れていて、その「りゅうぐう」に日本の探査機「はやぶさ2」が3年半の歳月を経て、32億キロ飛行して到着しました。その到着の難しさは、専門家によると「ブラジルにある6センチの的を日本から狙うくらい難しいそうです。「ハヤブサ2」は、約1年半観測し、3回着陸を試みるそうです。乙姫様はいないでしょうが、岩石などの玉手箱を土産に持って帰ってきてくれる予定です。東京オリンピック・パラリンピックが開催される2020年末に地球に帰還する予定です。多くの謎を宇宙は秘めています。ひょっとしたら、このプロジェクトにより太陽系の成り立ちや生命の起源を解明してくれるかもしれません。玉手箱を開けると何が出てくるか、楽しみであり夢は膨らむばかりです。
ご存じのように、初代「はやぶさ」が小惑星「イトカワ」から微粒子を持ち帰ることに成功して8年になりますが、苦難の連続でした。装置が壊れたり、燃料漏れがおきたり、電波が途切れて4つのエンジン全てが停止したり、計画は失敗と考えられましたが、JAXAのチームは諦めずに1ヶ月半後に電波を受信し、エンジンの噴射に成功して帰還させました。計画より3年も遅れて無事に帰還を果たし、傷つきぼろぼろになって必死に故郷の地球を目指す姿に感動のあまり、「はやぶさ、お帰り。」と言って涙する人もいました。この分野で日本は世界を大きくリードしています。アメリカやヨーロッパも同様の計画を立て、アメリカのNASAも探査機を打ち上げて、現在飛行中だそうです。日本の科学技術の高さに驚かされます。宇宙はどれだけ広いのか、そもそも宇宙とは何なのか。ブラックホールや宇宙人の存在、宇宙は謎だらけです。その一つでも「ハヤブサ2」が解明してくれればと思うとワクワクします。
未知のものに挑むということは、本当に夢があって素晴らしいことだと思います。最後まで決して諦めずに未知の領域に挑んだ偉大な先人たちがいたからこそ、これほどまでに文明が発展を遂げることができたことは間違いありません。また、最後の最後まで決して諦めないということで思い出すのは、高校野球選手権大会1回戦、大宇陀高校との対戦で見事9回に2点差を追いついて同点とし、延長10回に逆転勝ちしてくれました。2回戦においても高取国際高校との対戦で9回2アウト4点ビハインドから残念ながらあと1歩及びませんでしたが、3点取り返してくれました。最後の最後まで決して諦めずに日頃の練習の成果を見事に発揮し、全力を出し切って応援するものに感動を与えてくれました。「全員野球」の見事な戦いぶりでした。同様に、夏期休業中に全ての皆さんが諦めずに全力で取り組み、少しでも夢の実現、進路実現に近付いてくれることを願います。

 熱中症に気を付け、一人の事故や怪我なく、元気に2学期始業式が迎えられることを願います。一回りも二回りも大きく成長した皆さんに会えるのを楽しみにしています。

 

校長 森 田  茂