校長からのメッセージ 2015.4
奈良県立生駒高等学校長からのメッセージ
Message from Principal of Ikoma Senior High School
ようこそ、生駒高校のホームページへ
奈良県立生駒高等学校のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
今年4月に就任した校長の廣岡敏美です。よろしくお願いします。
校門前の石段の桜が今年も見事な花を咲かせました。雨が多かった4月上旬でしたが、雨に打たれながら健気に咲く桜に感動を覚えたのは私だけではなかったと思います。この健気な桜が、新たに入学した1年生と、ちょっと大人になって胸をはる2年生、生駒高校での仕上げの年が始まる3年生を毎朝迎えてくれました。始業式、入学式をはじめとする新学期の一連のセレモニーも終わり、みんながちょっと慣れないながらも、4月当初の何かしら新鮮で華やいだ雰囲気の学校生活が始まりました。昼休みには放送部が流してくれる音楽、放課後には運動部の元気な声や楽器を練習する音など、生徒たちの活気あふれる音が生駒高校を包んでいます。
そのようななか、本校の『創立十周年史』を繙くと、昭和36年に生駒町(当時)の方々の総意により「高校誘致促進委員会」が結成されて「生駒町に高校を」と熱心な運動が進められた結果、昭和38年4月に奈良県立生駒高校の開校が実現したことが記されています。その後も「施設設備の寄付、通学路の拡張補修、校庭の整備、植樹、図書の寄贈、通学電車の便、等々、地元の援助は絶大であったことを、深い感謝をもって銘記するものである。」と『創立十周年史』は続けています。地域の方々の教育に対する並々ならぬ思いが本校創立の根幹にあり、まさにそれが本校の存在意義ではないかと考えます。
今年で53年目を迎える生駒高校。本校の原点である地域の方々の教育に対する思いにお応えできるよう取組を進めてまいりたいと考え、昨年度までの本校の教育活動の積み重ねを継承し、「より質の高い文武両道をめざす生徒」、「一人一人の生徒の自己実現を教職員が一丸となって支援する学校」を本年度の目指す生徒像、学校像としました。この目標達成をめざして、素晴らしい教育環境のもとで全校生徒951名が、校歌の一節にある「校章象徴す 樫かたき木の 強き意志もて 学びつとむる」校風を継承し、生徒と教職員が「チーム生駒」として学習や部活動に取り組み、さらにグレードアップした生駒高校をめざしたいと考えています。今後とも、学校へのご支援、ご協力をお願い申し上げます。
2015年4月24日(金)